誰もが知っている発泡性ワイン（英語でスパークリング・ワイン）も例外ではなく、
その的になっています。
スパークリング・ワインで最も有名なのはフランスのシャンパーニュ地方で伝統的
製法（発泡していないワインと蔗糖、酵母を一緒に瓶に詰め、その瓶内での発酵
でワインに炭酸ガスを含有させる）で造られるChampagne/シャンパーニュです。
この伝統的製法で造られ、イタリア最高峰に位置付けられるのがFranciacorta
/フランチャコルタです。このスパークリング・ワイン（イタリア語ではSupmante/
スプマンテ）の始まりは１９６１年とまだ最近の事で、Guido Berlucchi/グイード
・ベルルッキによってでした。これは紛れもない事実で元祖論争の起こる余地は
全くない様です。
先日、参加したFOODEX JAPANでそのベルルッキのフランチャコルタを初めて
テイスティングしました。品質に驚いたのは当然ですが、その価格を聞いて、耳
を疑ってしまった程でした。これは店で販売し、多くのお客様に楽しんで頂かなく
てはと輸入元と交渉した所、今年の３月まではレストランへの直販のみだったが
４月からは小売店に卸売りをするとの事で、念願叶い、ベルルッキの２商品を
当店で今月より販売する事になりました。
こちらがフランチャコルタの元祖、ベルルッキの商品です。右の白は柔らかい
口当たりで身体に染み入る様なしなやかさがあるやや辛口、左のロゼは軽い
渋味を感じ、ミネラル感十分の辛口です。そして、本格的造り、伝統的製法
の発泡性ワインですから、炭酸ガスの刺激が実に心地良く、その炭酸ガスの
効果で多くの料理との接点が生まれます。気温の上昇と共に、はじける様な
炭酸の刺激が恋しくなります。そんな時にはベルルッキのフランチャコルタを
是非、お楽しみ下さい。
*Berlucchi Brut/ベルルッキ・ブリュット
相性の良い料理：素材の持つ優しい甘味を生かした軽やかな味わいの料理。
チーズなら・・・モッツァレッラ。
飲み頃温度：８～１０度。
＜軽く、まろやかな、やや辛口＞ ３，２００円（消費税別）
*Berlucchi Max Rose/ベルルッキ・マックス・ロゼ
相性の良い料理：酸味の効いた軽い味付けの料理。
チーズなら・・・白カビタイプ。シェーヴル（山羊乳）タイプ。
飲み頃温度：１１～１４度。
＜コクのある辛口＞ ３，５００円（消費税別）
