赤ワインに紫色の花、スミレやラベンダーの香りを感じる事はしばしば
あります。しかし、紫色の花のブーケを両手で抱えている様な感覚まで
にそのフローラルさを感じる赤ワインはそう多くはありません。
Lacrima/ラクリマ、このブドウから造られた赤ワイン、Lacrima di
Morro d'Alba/ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバは真に自分の胸元に
ブーケが舞い降りて来たかの様な錯覚に陥る程の華やかさ、妖艶さ
を振りまくアロマティックなワインなのです。
ここまでアロマが豊かですと、料理との組み合わせが限定され、少し
でも組み合わせがずれると、折角の美しいアロマも引き立たず、料理
の味わいもかすんでしまいます。
では、どの様な感じで料理と合わせ楽しむと良いのでしょうか?まず、
豊かなアロマを最大限に満喫するのなら、赤ワインですが、口の中で
冷たく感じる温度の方が良いでしょう。そして、そのアロマを打ち消さ
ない為には、同系の香りがシンクロする様にするとこのワインの命で
ある紫色の花のブーケの様な美しさを台無しにする事はありません。
香りをシンクロさせる?この赤ワインには、紫色のスミレの花の香り以外
に、ブルーベリーを思わせる香り、コンポートやリキュールを思わせる香り
更にはペッパーなどのスパイスを思わせる香りがあります。その様な香り
を持つソースや調味料で味付けし、脂肪分が多過ぎなく、ソースや調味料
の風味が主体になる料理ならば、お互いの香りがシンクロし、相乗するで
しょう。
また、この様なアロマティックなワインを穏やかに楽しむとアロマテラピー
効果もあり、師走の忙しさでズッシリと重くなった身体に疲労回復の息吹
をもたらしてくれます。
紫色の花のブーケを胸に抱えた様なユニークな赤ワインは、ワインへの
新しい境地を開きます。
Luigi Giusti 2010 Lacrima di Morro d'Alba
ルイジ・ジュスティ2010ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。
チーズなら・・・パルミジャーノ。チェダー。
飲み頃温度:15~18度。
(今の季節なら瓶を触って冷たく感じるのが目安です。)
<まろやかなミディアムボディー> 2,520円
ターキーとブルーベリー・ソースのサンドウィッチ。これに合わせ楽しめる
ワインはめったにありませんが、ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバなら、最適
な1本です。
また群馬県民食のソースかつ。ソースのフルーツやスパイスの香りとの
融合にも十分応えてくれるワインです。