2013年11月3日日曜日

似てるんだなぁ、この二つ

ワインをブラインド・テイスティングしているとある
二つの品種が候補に残り、どちらだろうかと悩み
苦しんでしまう事があります。
その二つの品種とはSyrah/シラーZinfandel/
ジンファンデル。どちらも紫色の果実や花の香り
があり、インクやリキュールを思わせる華やかさ
も同居、口当たりは丸く、しなやか。唯一、異なる
所と言えば、余韻にハッキリとブラック・ペッパー
のスパイシーさが残るか残らないかだけ。但し、
それも微妙な程度。
以前はソムリエ協会の認定試験にジンファンデル
は出る事がなかったので、ノー・マークで良かった
のですが、近年ではそれも過去の事。来年、受験
の方は要チェック品種です。
シラーとジンファンデル、この2品種を感覚として
捉えるには比較テイスティングを何度もこなす事。
それも前提条件を揃えて。同じ造り手。同じ産地。
同じ収穫年。可能なら使用する木樽や醸造過程
も同じに。そうすれば、品種個性の微妙な違いが
明確になります。
その様なテイスティングを造り手を変え、年を変え、
産地を変え、繰り返す事で、自分のバロメーター
を創りあげて行きましょう。それが合格への近道
です。
そして、この2品種は香味の華やかさ故に料理と
の相性も限定的で、合わせる料理によって、折角
のバランス感に優れた酒質が崩れ、楽しみが半減
してしまう事もしばしばです。
それではどんな料理に合わせれば良いのでしょう
か?フルーティーでインクの様な華やかさ。この様
な料理があるでしょうか?なかなかないと思います。
あるとすれば、その様な香りのあるソースや調味料
を使った料理になるでしょう。ウスターソースや米国
で大人気のテリヤキソースを使った料理です。香り
と香りの同化は最も相性の良い組み合わせ。この
2品種から造られた赤ワインを飲む時はこんな料理
と一緒に楽しんでください。


テリヤキソース・ハンバーグ。ハンバーガーにしてもOKです。


ソースかつ。おたふくソースを使ったたこ焼きやお好み焼き
にもピッタリです。


*Cline 2010 Sonoma County Syrah
 クライン2010ソノマ・カウンティー、シラー
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。
チーズなら・・・パルミジャーノ。チェダー。
飲み頃温度:15~18度。
<まろやかなミディアムボディー> 

*Joel Gott 2011California Zinfandel
 ジョエル・ゴット2011カリフォルニア、ジンファンデル
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。
チーズなら・・・パルミジャーノ。チェダー。
飲み頃温度:15~18度。
<まろやかなミディアムボディー>