古来からのブドウMalvasia/マルヴァジアがフランス語
に転訛しただけでないからややこしい。様々な品種の
別称として使われるので、一つ一つ覚えておかないと
とんでもない勘違いをしてしまう事になります。
フランスのロワール河下流でマルヴォワジエと言えば
Pinot Gris/ピノ・グリの事。スイスやイタリア北部の州
ヴァッレ・ダオスタでも同様。フランスのコルス島では
Vermentino/ヴェルメンティーノの別称。他にも多くの
例があります。
そして、中世のヴェネチア共和国では、ワインショップ
の事をマルヴァジアと言ったそうで、文脈を考えない
とブドウの事なのか店の事なのか混乱したのではと
思ってしまう程です。
マルヴォワジエを別称に持つピノ・グリは、Pinot Noir/
ピノ・ノワの果皮の色素が脱落した変異種で、その名
の通り、グリ色(灰色っぽい色調)をした果皮のブドウ。
果皮の色素を果汁に移し、ワインを造れば、薄いロゼ
系色をしたワインが出来、果皮の色素を果汁に移さず
ワインを造るとほんのりベージュを帯びた色調の白
ワインが出来ます。
味わいはグリ系品種に特有の軽いタンニン(渋味)を
感じる事が多く、苦味のアクセントがある食材(貝類、
根菜類)を使用した料理との相性に優れています。
この度、入荷して来たマルヴォワジエもその特徴に
違わず、硬水を口に含んだ時の苦味あるミネラル感
があり、コハク酸を含む貝類の料理と一緒に合わせ
楽しみたい逸品です。
イタリアで最も小さい州、最も少ない生産量の州から
やって来たマルヴォワジエ(=ピノ・グリ)から出来た
白ワインをご堪能下さい。
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Les Granges 2011 Nus Malvoisie
レ・グランジェ2011ニュス・マルヴォワジエ
相性の良い料理:わずかな脂肪分を含む素材や
オリーヴオイルを使用した料理。
チーズなら・・・ゴーダ。
飲み頃温度:11~14度。
<コクのある辛口> 2,520円
アサリの白ワイン蒸し、スパゲッティ・ボンゴレ・ビアンコ
そして、生かきにもお勧めの1本です。
このニュス・マルヴォワジエとなら、レモン果汁をかけない
方がより良いマリアージュを見せます。