2013年11月10日日曜日

動物赤身肉を思わせる香りが...。

ワインはブドウから造られる事はご存知と思います。
しかし、ワインの香りには様々な果実の香り、花の
香り、ナッツの香り、コーヒーの香り、そして大地の
香りや皮革、動物赤身肉を思わせる香りさえする
のです。不思議です。原料はブドウだけなのに。
私達がワインから感知している香りは無数の香り
が合成し、創り上げられた香りなのです。ですから
ブドウが原料であってもブドウ以外の物質の香り
を感じたりするのです。
ワインに動物赤身肉の香りって?イメージが湧か
ないかもしれませんが、特定の品種から造られた
ワインにはその強度の違いこそあれ、必ず誰もが
感じます。そんな香りを感知できるワインに相性
の良い料理は同じ系統の香りを持っているもの。
強度の弱いワインならば、家畜の牛肉料理が、
強いワインならば、寒い季節に旬を迎える
野生動物(ジビエ)の鴨肉、鹿肉、猪肉料理
非常に良く、ワインだけの時にもし違和感を感じ
ても、料理と合わせる事でその違和感が心地良さ
に変わります。
このブログでも何度も取り上げていますが、料理
とワインの組み合わせはそれぞれの色を同系色
にしてあげるのが基本。そして応用はそれぞれ
の香りを同じにしてあげる事。これでパーフェクト
に近いマリアージュを奏でてくれます。
馬刺し
鴨肉や猪肉のすき焼き
を食べる時にはこの1本!!
香りと香りが奏でる最高のマリアージュをご堪能
下さい。
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Portillo 2011 Valle de Uco Pinot Noir
ポルティージョ2011ヴァジェ・デ・ウコ、ピノ・ノワ<アルゼンチン>
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。
チーズなら・・・パルミジャーノ。チェダー。
飲み頃温度:15~18度。
<まろやかなミディアムボディー> 1,260円



ビーフ・ジャーキー、コンビーフ、サラミにもピッタリです。