ワイン産地の新たな台頭が続いています。ヨーロッパでは英国。
アジアではインド。もちろん日本も。南米ではブラジル。そして、
北米ではカナダ。
カナダは北半球で最も過酷な気候条件に置かれたワイン産地。
その為、ブドウの成熟が不安定で、熟度が低い年には発泡性
ワインに。また、収穫をじっと待ち、寒波の訪れと共に凍結した
ブドウを収穫し、Icewine/アイスワインを造ったりしています。
ですので、カナダ産ワインがある事を知っている人は少なくあり
ません。が、食中に向く辛口仕立てのワインとなると、味わった
事のある人は非常に少ないのではないでしょうか。
カナダはワイン用ブドウ栽培にとって厳しい環境。それは十分
な熟度とエキスのバランスを必要とする非発泡性辛口ワインの
為のブドウが収穫し難い事を意味します。毎年、ブドウを収穫
しつつも、良質な辛口ワインを造り出す事が非常に難しいの
です。
違う見方をすれば、市場にカナダ産辛口ワインが流通している
のなら、そのワインは申し分のない出来で、味わうべき商品と
考えられます。
当店は開業以来、今年で15年。初めて辛口のカナダ産ワインを
夏から取り扱い出しました。そのワインはPinot Noir/ピノ･ノワ
から造られた赤ワインです。しかし、販売出来る辛口白ワイン
をどうしても見つける事が出来ませんでした。そんな時を過ごし
半年。ようやく念願叶い、極めてバランス感に優れ、その香味
は美しく、アロマテラピー効果もあるのではと思える程、和らぎ
を感じる白ワインを発見、遂に入荷して参りました。
そのワインが上の画像。Riesling/リースリングと言う白ワイン
の為の高貴品種から造られた逸品です。香りの華やかさは
非常に個性的で、料理との接点は限られますが、ある特定の
食材を使えば、そのマリアージュは間違いなくパーフェクトさ
を見せてくれます。あなたの五感でそのマリアージュを是非、
堪能して下さい。
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Hernder 2008 Niagara Peninsula Riesling
ハーンダー2008ナイアガラ・ペニンシュラ、リースリング
相性の良い料理：柑橘類の酸味や青みの薬味、ハーブが
良く合う淡白な味わいの料理。
チーズなら・・・シェーヴル（山羊乳）タイプ。
飲み頃温度：6~8度。
＜軽く、爽やかな、やや辛口＞
1,680円
このワインと一緒に味わい尽くすのならこれ!!
パイナップルとハムのピッツァ、ハワイアン・デライト。ワインに
備わった黄色い果肉の果実の完熟した香りにパイナップルの
トロピカルな香りがマッチ。立ち上る香りも口中に広がる香りも
華やかでヒーリング効果も抜群。
そして、こんなハワイアンはハンバーガーもこの白ワインに
ピッタリ。パイナップルの存在がこの白ワインの持つ個性と
シンクロし、この組み合わせでしか創り出せないマリアージュ
を楽しませてくれます。真にパイナップルの魔術です。
更にユズの香り豊かな魚介スープで食べるつけ麺もこの
タイプの白ワインにはお勧めです。どこかで買えないかな
と探していた所、ローソンで画像の商品が売っていました。
早速、購入し食してみたのですが、ユズの存在感が不足。
残念ながら、ユズを大量に加えてあげないとこの白ワイン
には合いません。
このつけ麺とハーンダーのリースリングを合わせるのなら
つけ汁にユズの果汁を十分に搾り入れるか、ユズの外皮
を刻み、麺と合わせてから食すかのどちらかで対応して
下さい。
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やっと見つけた逸品、カナダ産辛口白ワインを是非、
味わって頂きたいと思います。
