日本でもハロウィンが根付いて来ました。どうやら今でも海外の文化
を取り入れる上手さは健在の様子。そのハロウィンを4日後に控え、
街はオレンジ色の装飾が賑わっています。
ハロウィンと言えば、かぼちゃ。今日はかぼちゃを使った食べ物に
合わせ楽しめる白ワインをご紹介します。
かぼちゃを使った食べ物でワインに合わせ易いのが、長野県の
名物、「おやき」。かぼちゃだけで中身を作ってあるおやきの他、
味噌でつないだ中身を使ったおやきもあります。その違いは微妙
にワインとの接点を異にするものの、大きな違和感は生み出し
ません。
それはなぜか？上の画像をご覧頂くと明白な様に、こんがりと
焼いた外皮、これがポイント。この焼き目の香ばしさが木樽を
使い醸造熟成した白ワインが持つ香味にリンクするから。
合わせるワインは多少甘味があっても、かぼちゃの甘味と相乗
するので問題なし。要は、どの程度、木樽の要素がワインに
備わっているか。ベストなのは木樽熟成したワインもブレンド
し、程良くコクを備えたワイン。
そして原料ブドウの品種はChardonnay/シャルドネやViognier/
ヴィオニエであれば、パーフェクト。これらの品種から出来上がる
ワインには黄色い果肉の食べ物に通じる香りがある。そして、
果実ではないけれど、蒸かしたかぼちゃから立ち上る香りにも
共通する香りを感じる。香りと香りの同化はワインと料理の接点
を密接にする大事な要素なのです。
品種由来の香りを食べ物の原材料の香りに近づけ、醸造熟成
過程で備わった香りを焼き目から広がる香りをリンクさせる。
これでかぼちゃのおやきにだって、十分、ワインをマリアージュ
させる事が出来ます。
しかし、おやきに高級ワインを合わせても...。そこで、日本初登場
の新着チリワインをお勧め致します。このワインはシャルドネが
原料で、木樽熟成したワインをバランス良くブレンド、その酒質は
重厚過ぎず、柔らかみと華やかさを備え、とがった所のない柔和
なコクがあります。
かぼちゃのとろみある旨味にワインの柔和なコクを合わせ、香り
の香ばしさに木樽熟成由来のトーストやナッツを思わせる同系
の香りを合わせる。かぼちゃのおやきにワイン？そんな疑いの目
をもう向ける事はなくなるでしょう。
ハロウィン・パーティーにはかぼちゃのおやき、それに合うワイン
で大いに盛り上がりましょう!!
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Terrapura 2011 Curico Valley Chardonnay
テラプラ 2011 クリコ・ヴァレー、シャルドネ＜チリ＞
相性の良い料理：わずかな脂肪分を含む素材、オリーヴオイル
バターを使用した料理。
チーズなら・・・ゴーダ。
飲み頃温度：10~12度。
＜コクのある辛口＞
1,260円
