2012年9月22日土曜日

近所の定食店にワインを持ちこんで


独身時代に誰もがとても良くお世話になるのが、近所の定食店。
そこの定番メニューと言えば、もちろん色々な意見があるとは思う
が、豚肉の生姜焼きではないだろうか。
この料理、ご飯のおかずに最適な一品だが、実はワインのつまみ
にもピッタリ。これさえあればワインを1本空に簡単に出来てしまう。
さて、どんなワインが良いか?このブログで常々、書いていますが、
ワインと料理の相性の良さを決めるのは2つのポイントに着目する
と良いのです。ひとつはお互いの色を合わせる。もうひとつは香り
を合わせる。両方、合わせればパーフェクトですが、どちらか片方
だけでも、なかなか良いハーモニーを感じさせてくれます。
豚肉の生姜焼き、画像の状態ならば、その色はオレンジがかった
茶系色。これをワインに当てはめると、白ワインにはこの様な外観
のワインはない、それでは赤ワインには?やはりない。ではロゼ
なら、そう、この系統の色をしたワインはあります。
なので、豚肉の生姜焼きにはロゼワインを合わせたい。しかも、
生姜を感じさせるハーブ香り、豚肉の動物ぽさに通じるニュアンス
の香りを持つロゼワインが実際にあるので、それを合わせ楽しめ
ばパーフェクトです。


そのパーフェクトな状況を生み出してくれるロゼワインがこれ。
イタリア中部の州、アブルッツォ産で2010年に単独の原産地
呼称ワインに認定されました。
Montepulciano/モンテプルチャーノ種を主体、もしくは単一で
造られ、その風味にはロゼワインとは思えない芳醇さ、複雑さ
があります。
このタイプの香味を備えたロゼワインは、豚肉の生姜焼きに
ピッタリなのはもちろんですが、定食店のその他の定番料理、
とんかつや肉じゃがにもピッタリ。
近所に馴染みの定食店があるのなら、時間を創って、この
ロゼワインを持ち込んで、ワインと料理で至福のひとときを
過ごしてみませんか?食欲の秋、味覚の秋ですから。
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Collefrisio 2011 Cerasuolo d'Abruzzo
コッレフリージオ2011チェラスオーロ・ダブルッツォ
相性良い料理:脂肪分を含んだ旨味にある料理。
         チーズなら・・・パルミジャーノ。チェダー。
飲み頃温度:10~12度。
<コクのある辛口>
1,575円