2012年6月16日土曜日

ホームパーティーを楽しもう


ワインには白ワインロゼワイン赤ワインがあるのはご存知の通り。
不思議な事にそれぞれのワインの香りにはある法則がある。それは
ワインの色と同じ色合いをしたものの香りがそのワインにある事。
緑色の色合いをした白ワインには、ライムや青リンゴの香り、ミントや
若葉の香りがある。黄色の色合いをした白ワインには、黄リンゴや
グレープフルーツの香り、黄色い花の香りがある。
淡い赤色を感じるロゼワインには、アセロラやサクランボの香りがあり、
紫色の色合いを感じる赤ワインにはラベンダーの香りやスミレの香り
がある。
色と色の同化には同系の香りのマリアージュがある訳。その法則を
ワインと料理のマリアージュに活かせば、家庭の食卓ででも、ワイン
と料理を一緒に楽しむ事が簡単に出来るのです。


魚料理に白ワイン、肉料理に赤ワインと世間では言われていますが、
果たして本当にそうなのでしょうか?
画像は焼き鳥。タレを使わず、塩味で調理しています。見た目の色合い
は赤と言うよりも白。これを先程の法則に当てはめれば、あるタイプの
白ワインにこの焼き鳥に同化する香りを持つものがある事になります。
事実、火の入った鶏肉にはChardonnay/シャルドネなどの木樽熟成した
白ワインに感じる香りと同系の香りがあり、一緒に味わうと実に良く
マリアージュします。


焼き鳥の塩味しかないのに、急に赤ワインが飲みたくなったらどうします?
塩味の焼き鳥と赤ワインは合わなくはないでしょうが、赤ワインが焼き鳥
の味わいを消し去ってしまい、焼き鳥の折角の味わいを生かした楽しみ
方は出来ないでしょう。
ここで先程の法則。色と色を同化させれば良いのだから、画像の様に表面
を赤系の色合いにしてあげましょう。七味唐辛子をかけてもOK。甜麺醤を
つけてもOK。こうすれば焼き鳥の味わいを生かしつつ、赤ワインも楽しめ、
口中でマリアージュを感じられるのです。
白ワインに合う料理は調味料を使う事で、ロゼワインや赤ワインに合う
料理に変身します。でも、赤ワインに合う料理は白ワインに合う料理には
変身しません。
もし、あなたがホーム・パーティーを開くなら、白ワインに合う料理を多めに
作り、白ワインもロゼワインも赤ワインも用意、それぞれの方に飲むワイン
に合わせ、マリアージュする料理に変身させつつ、パーティーを楽しんで
頂きましょう。