スパークリングワインはワイン。だから白もロゼも赤もあるし、発泡
していないワインと同じ様に料理と共に楽しめる。
だが、スパークリングワインには発泡していないワインにはない、
特別の働きがある。それは含有されている炭酸ガスがもたらす口中
のマジック。この炭酸ガスの存在が食べ物との関係を無難に繋いで
くれるのです。
寿司の盛り合わせにはガリが添えてある。そのガリを食べれば口中
はリセットされ、次の寿司に前の寿司の味が残らない。それと同じ
作用を炭酸ガスがする訳。
少し乱暴ない方をすれば、スパークリングワインさえあれば、何を
合わせ食べようかと思案する必要がない。但し、生の魚介類には
甘口のスパークリングワインや辛口でもフルーティーさの強いもの
は避けた方が無難です。
スペインやポルトガルのスパークリングワインには心地良い苦味が
あり、また、フルーティーさが少ないタイプが多いので、イクラ、数の子
にだって、シッカリとマリアージュ。
ロゼ辛口スパークリングワインなら、光りものだって、アジやイワシの
様に血合いを感じる魚なら、驚くほど心地良いマリアージュ。
ホームパーティーに呼ばれた時の手土産にも最適。持参したものを
パーティーの場で開ける事も多いはず。事前にどんな料理が用意
されているのか判れば良いけど、そんな事はまれ。だから、どんな
料理にだって無難に合わせられるスパークリングワインなら、悩み
なんかなし。スパークリングワインの役割はクリーナー。その炭酸
ガスが口中を洗い流し、リフレッシュ。次への食欲を増進してくれる
のです。
あなたのワインライフでスパークリングワインを大活躍させて下さい。