2012年5月13日日曜日

ピノ・ネロじゃないの?


画像で確認出来るようにこのワインはPinot Noir/ピノ・ノワから出来て
います。どこ産のワインでしょうか?Bourgogne/ブルゴーニュ、USA/
アメリカ、Englang/英国?違います。これはイタリアのヴェネト州産の
ワインです。それじゃ、Pinot Nero/ピノ・ネロじゃないの?そうですね。
イタリア産のワインですので、本来ならピノ・ノワのイタリア名、ピノ・
ネロのはず。
実はこのワインは輸出向けのブランド。だから、国際的な呼び方の
ピノ・ノワを記載した訳。ワインの主要生産国の言語はフランス語、
スペイン語、イタリア語、ドイツ語、英語。それぞれに堪能なら問題
はないけれど、そんな人はまれ。その為、ワインの世界も例外なく
共通語は英語。フランス・ワインでも輸出に積極的な造り手の商品
は自国語での表記に加え、英語も併記されています。


この赤ワインは酸味の広がりを基調とし、ベリー系果実のフルーツ感、
品種由来の個性の動物赤身肉を思わせる風味を持っています。
そんなワインにはそれらの要素を感じる食べ物と合わせると心地良く
楽しめるます。
画像はペパロニ(辛いソーセージ)のピッツァ。ソーセージの動物肉の
風味、ピッツァ・ソースの酸味はこのワインに通じます。そして、ペパロニ
の辛味は赤ワインのタンニン(渋味)と調和し、辛味は和らぎ、タンニン
は丸い口当たりに変化します。


そんな変化を考えると、こんな料理にもピッタリ。これはドイツで一般的
カリー・ブルスト。焼いたソーセージに具なしのカレーがかかっていて
なかなか美味。近くにソーセージ専門店があったら、カリー・ブルストに
するので、それ用のソーセージを下さいと言って購入、この赤ワインに
合わせて、楽しんでみませんか?
「当店近隣のお勧めソーセージ専門店
フローエス・ゲグルンツェ/太田市本町13-20
Phone:0276-20-2279」
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Primaterra 2010 Pinot Noir delle Venezie
プリマテッラ2010ピノ・ノワ・デッレ・ヴェネツィエ
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。
           チーズなら・・・パルミジャノ。チェダー。
飲み頃温度:16~18度。
<まろやかなミディアムボディー>
1,470円