2012年5月8日火曜日

心打の登場です。


そのワイナリーはロンドン南部、ガトウィック国際空港から南、約10kmに
ある。あれほどの大都市からそう遠く離れていないのに、ワイナリーへと
進む道はご覧の通り、自然がいっぱい。東京近郊にこんな景色を見つける
事はきっと不可能だろう。
海外に行くと常に目にする光景。それは街中を外れると、そこはもう別の
世界。自然が十分に保存されている。特にワイナリーがある付近はその
傾向が顕著。



ワイナリーを中に望むと奥に中世にタイム・スリップしたかの様な建物が。
そこが直売所、事務所など。画像には見えないが、右手に醸造所がある。
この敷地内で全ての原料ブドウをまかなってはいないが、このワイナリー
の原料を供給する畑のブドウ樹は全て垣根仕立てで栽培され、降雨降雪
対策に通常よりもフルーツ・ライン(ブドウ実がなる所)が高い。



このワイナリーは入口の表示の様に、Bookers Vineyard/ブッカーズ・
ヴィンヤードが正式名。なので、Bookersラベルのワインもあるが、現在
では、このワイナリーの所在地名をとって、上の画像の様にBolney/
ボルニーのラベルでも商品化している。
この赤ワインはPinot Noir/ピノ・ノワから造られ、色合いは薄めで渋味
は少ないながらも、香味のバランスは優美で、その味わいの奥深さは
ピノ・ノワの本場、Bourgogne/ブルゴーニュの1級畑のワインにも匹敵
する上品さ。この価格でこの品質。ありえないでしょ、と思わず言って
しまいそうなほど。
真のピノ・ノワの赤ワインを知りたい方には、是非、味わって頂きたい。
そう強く思います。素晴らしいワインは生産国で決まるのではなく、誰
が造ったかで決まる訳。イギリスにだってブルゴーニュを凌駕する品質
のワインがあるのです。
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Bolney Estate 2010 Foxhole Vineyard Pinot Noir
ボルニー・エステート2010フォックスホール・ヴィンヤード、ピノ・ノワ
相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。
           チーズなら・・・パルミジャノ。チェダー。
飲み頃温度:16~18度。
<まろやかなライト~ミディアムボディー>
3,150円