2011年12月29日木曜日

これこそ正統派


やはりボルドーワインは安心だな。本当にそう思える。銘醸ワイン産地
と言えども、そこのワインの品質にはばらつきがある。普通はそうだ。
だが、ボルドーはそのばらつきの幅が狭い。だから、ボルドー地方の
ワインならば冒険する事無く、購入し、楽しめる。
先月の試飲会で数種類の驚くレヴェルの品質を持ち、しかも、その品質
は価格以上のボルドーワインに出会った。中でも画像のワインは正統派
真にボルドー赤ワインだ、と訴えかける酒質。Merlot/メルロから来る複雑
な香味、Cabernet Sauvignon/カベルネ・ソーヴィニョンから来るハーブ様
のアクセントがバランス良く広がる。
さあ、このワインを楽しみながら何を食べようか?ワインの持つ動物肉、
血合いを思わせる香り、ハーブを思わせる香りに注目。料理にそれらの
香りがあれば間違いなくマリアージュする。
すき焼きに春菊を入れて。ビーフシチューをローリエを入れて煮込んで。
以前にも、こんな酒質の赤ワインにそんな料理をお勧めした。が、今度
は違った角度から相性を求めよう。おせち料理に飽きたら、刺身は如何?
中トロや大トロでなく、色鮮やかな赤身のマグロがベスト。赤身の血合い
のニュアンスとワインの香り。ジャパニーズ・ハーブ、山葵の香りとワイン
の香り。醤油の乳酸と赤ワインの乳酸。これらが素晴らしいハーモニー
を奏でる。
2012年新春、おせちに飽きたら、マグロの赤身の刺身とボルドー赤ワイン
のマリアージュを楽しみませんか?WINE HOUSEは3が日もシッカリ開店
しています。
************************************************************
Pavillon de Trianon 2008 Bordeaux
パヴィヨン・ド・トリアノン2008ボルドー
相性の良い料理:脂肪分の多い、コッテリとした、コクのある料理。
           チーズなら・・・ブリー。青カビタイプ。
飲み頃温度:18~20度。
<まろやかなフルボディー>
2,100円