不思議な事。それは、ここ日本では赤ワインの消費量の方が白ワイン
よりも多い事。世界中見渡しても、この現象は珍しい。理由は明確。
TVでポリフェノール効果を誇張し、宣伝した為、それに洗脳された人
が多数出現し、薬感覚で赤ワインを飲んでいる。赤ワインに合わせた
食事をとりながら、楽しいひと時を過ごす。こんな世界とは無縁の消費
形態があるのだ。
ワインは楽しむもの。決して薬ではない。しかも、白ワインにだって身体
に良い事がある。白ワインに含まれている有機酸は利尿作用があるし、
疲労回復にも良い。有害菌の働きを妨げる事だって出来る。生カキを
食べる時、リンゴ酸の豊富なキリリとした口当たりの白ワインを一緒に
飲むのはこの為。
つまり、それぞれのワインにそれぞれ身体に良い事が含まれている訳。
だから、TPOに合わせ、食事に合わせ、相応しいワインを楽しめば良い。
日本の食卓に登る料理には柑橘果実を添えたり、その果汁を振りかけ
たり、酢を使ったりするものが比較的多い。そんな料理に合わせ楽しむ
のなら、木樽熟成していない、リンゴ酸とミネラルの豊富な辛口白ワイン
がお勧め。ポン酢で食す料理にもピッタリ。
日に日に寒さが厳しくなる今、湯豆腐や鶏の水炊きをポン酢で、もう直ぐ
そこまでやって来たXmasに鶏のから揚げにレモン果汁をかけて、こんな
時には是非、白ワイン、白のスパークリングワインをお楽しみ下さい。
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The Stump Jump 2009 McLaren Vale Riesling
ザ・スタンプ・ジャンプ2009マクラーレン・ヴェール、リースリング
相性の良い料理:柑橘類の酸味や青みの薬味、ハーブが良く合う淡白な
味わいの料理。
チーズなら・・・シェーヴル(山羊)タイプ。
飲み頃温度:6~8度。
<軽く、爽やかな、やや辛口>
1,575円