イクラを一粒箸でつまみ、口に運ぶ。噛むと独特の香味が口中を満たす。
いちいち気にしていないかもしれないが、ビニールを思わせる香りもある
のが判りますか?
そう、このビニールぽっさがワインに合わせるのに気をつけたいポイント。
先日、醤油漬けの強くないイクラ丼にとても良く合うワインに出会った。
それが画像のワイン。イクラ丼は近くのSMで買ったもの。画像のワインは
ポルトガルのスパークリングワイン、白の辛口。このワインにもイクラ同様、
僅かにビニールを思わせる香りを感じる。この香りはブドウの果皮からの
もので、ある品種から造られるワインに特に感じる。その香りを持つワイン
はイクラ、数の子、たらこにはとても良くマリアージュする。
イクラなら醤油味が強くないもの。数の子なら塩抜きし、淡い味わいにした
もので鰹節を少しかけてもOK。たらこならシンプルにエクストラ・ヴァージン・
オリーヴオイルだけであえたパスタ。こんな感じでワインと一緒に楽しむと
良い。
今回、紹介するのはポルトガルのスパークリングワインだが、他にスペイン
のスパークリングワイン、Cava/カヴァでMacabeo/マカベオ主体に造られた
ものもパーフェクト。
発泡していないワインなら、Alsace Riesling/アルザス・リースリング、甲州、
軽いスタイルのPinot Grigio/ピノ・グリージョなどの辛口白ワインが良い。
魚卵に合わせワインを楽しむ事になかなか挑戦しづらいかもしれないが、
いざ、試してみると、とても良く合う事が多々ある。やってみなければ、何も
始まらない。挑戦し、食生活をもっと充実させてみませんか?
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Borlido Bruto
ボルリド・ブルート
飲み頃温度:6~8度。
<軽く、爽やかな辛口>
1,365円