2011年11月9日水曜日

レアワイン到着


フランスの2大ワイン産地と言えばBordeaux/ボルドーとBourgogne/
ブルゴーニュ。この位の事なら、ワイン好きでなくても知っている人は
多いと思う。
そのブルゴーニュにPuligny Montrachet/ピュリニ・モンラッシェと言う村
があり、Chardonnay/シャルドネから珠玉の辛口白ワインが生まれて
いる。これはワインを飲んでいる人なら、知っている可能性が高い。
しかし、そのピュリニ・モンラッシェ村でPinot Noir/ピノ・ノワから赤ワイン
が造られている。この事実となるとワイン好きでも知らない可能性が
非常に高い。仮にワイン業界の人だったとしても、ピュリニ・モンラッシェ
の赤を飲んだ事のある人は間違いなく少数だろう。
真実を語れば、ワイン業界(学生の時のアルバイトの経験も含め)で
働き始めて早25年。そんな長い時間の中ででも、ピュリニ・モンラッシェ
の赤を飲んだ経験はたったの3回。現在、1年間にテイスティングする
ワインの数が約1万種類。その3回が今年の事だったとしても、1万分
の3だから、限りなく0に近い訳。その位、ピュリニ村の赤ワインはレア
ものなのだ。
そんなレア・ワインが入荷して来た。もうひとつ、新事実。店を始めて
14年、ピュリニ・モンラッシェの赤を販売するのは今回が初めて。極、
極レアものなのかがお判り頂けるのではないでしょうか。
画像のラベルのワインがそれ。昨日、ブラインド・テイスティングの
ワインの中に含まれていて、何の先入観もなく、このワインに向き
合いテイスティングした。外観はピノ・ノワにしては濃く、リッチな酒質
の印象を持つ。味わいは果実味の豊かな広がりと、恐らく新樽熟成
由来の華やかなヴァニラの香りとオイリーなまろやかさが優美に
調和。今は若さ故に、ややしなやかさに欠けるものの、今後の熟成
で大きく偉大な姿に変身する予感大のワインだった。
ブルゴーニュの赤ワインは今や珍しくなくなった日本のワイン市場
だが、ピュリニー・モンラッシェの赤はこの村の全生産量の僅か2%
しかないので、これからも変わらず希少価値を保ち続けるだろう。
今後、出会う機会がないかもしれない。ワインはよく一期一会だと
言われる。在庫僅少です。このまたとないチャンスにあなたのワイン
道の1ページにこの赤を加えてみませんか?
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Domaine Jean Pascal et Fils 2009 Puligny Montrachet Rouge
ドメーヌ・ジャン・パスカル・エ・フィス2009ピュリニ・モンラッシェ(赤)
5,250円
相性の良い料理:脂肪分の多い、コッテリとした、コクのある料理。
チーズなら・・・ブリー。青カビタイプ。
飲み頃温度:18~20度。
<まろやかなミディアム~フルボディー>