2011年11月7日月曜日

ガラスコルク


昨日、紹介したイタリアの新酒の赤ワイン、実はこんな栓を使用して
います。画像がそれ。これはVino-Lok/ヴィノ・ロックと言い、ドイツの
ある部品メーカーが開発し、アメリカのアルコア社がその特許を買い
上げ、製造販売しています。
ガラス製で、瓶に接する部分にシリコンが装着され、密栓でき、しかも、
何度開け閉めしてもその性能がほとんど衰えないとの事。瓶を綺麗
に洗浄し、中にオリジナルのドレッシングなどを入れ、食卓にセット
してもOK。ワインを飲みほしてからも使い勝手の良い優れ物。
このヴィノ・ロック仕様の瓶入りワインがどの様になっているかと言い
ますと、外観はコルク仕様の瓶とほぼ同じ。瓶のトップにシールがして
ある。そのシールを取ると、アルミのキャップが現れる。そのキャップ
をねじり取るとようやくヴィノ・ロック。それを親指で押し上げると音が
して開くと言った具合。上の画像がちょうど親指で押し上げた瞬間の
状態。そして、下の画像がヴィノ・ロックの全容。
このヴィノ・ロック、普及しそうでなかなか普及しない。いくつかの理由
があるが、ヴィノ・ロック仕様専用の特殊瓶を使用しなければならない
のでコストがかかる。この栓を造る会社が1社しかないので競争で価格
が下がらない。つまり低価格のワインに使用すると中身より、包装資材
の方が高くなってしまうのだ。
コルク臭を回避できるし、見た目にも美しい、更に開閉が簡単で色々
と使いまわせる。消費者サイドには良い事づくめなのだが.....。興味
のある方は、店に空き瓶を展示していますので、ご来店の際に開閉
してみて下さい。