2011年10月20日木曜日
ロング・アイランド,NY
今日はニューヨーク州のワイン産地、ロング・アイランドについてもう少し
詳しく。
画像の地図がニューヨーク州。赤い部分が多くの日本人が観光に訪れる
マンハッタン。そしてロング・アイランドのワイン産地はオレンジ色の部分。
右の方がカニの爪の様に2つに分かれているのがお判り頂けると思う。
この爪の様なエリアにワイナリーが43ある。爪の上の部分がNorth Fork/
ノース・フォーク、下の部分がSouth Fork/サウス・フォーク。ノース・フォーク
に40ワイナリーあり、サウス・フォークには僅か3ワイナリーしかない。
これらのエリアは海に囲まれ、典型的な海洋性気候。あのボルドーと同じ。
Cabernet Franc/カベルネ・フラン(この地ではカベルネ・フランクと呼ぶ)、
Merlot/メルロから高品質の赤ワインが、ボルドー系品種ではないが冷涼
な気象からChardonnay/シャルドネも良く育ち、Chablis/シャブリやMacon/
マコンを思わせるスタイルのエレガントな白ワインが出来る。
このワイン産地を巡るにはツアーに参加するのが良いだろう。だって、試飲
を沢山したいでしょう?マンハッタンからもツアーが出ているが、お勧めは
オレンジ色のワイン産地エリアまで電車で行き、駅まで運転手付きの車で
迎えに来てもらい、半日もしくは1日かけワイナリー巡り三昧をする事。
WEBでLong Island Winery Tourなどのキーワードで検索すればヒットする
はず。全て試した訳ではないが、何回か利用して非常に良かったのは、
Jo Ann/ジョアンが主宰するVintage Tours/ヴィンテージ・ツアーズ。
チェックしてみて !
そして、是非、この地で数日過ごしてほしい。海外旅行に出かけるのは、
観光地巡りをしたり、買い物三昧をするだけではない事を心から実感出来る。
心身ともにリフレッシュされる程、何もかもが美しい。日の出、日の入り、浜辺
ブドウ畑。日本ではあまり感じる事のない自然を満喫出来るに違いない。
更に、ここでは日本人はまず出会わない。本当に海外に来ているんだなと
実感する。