2011年10月17日月曜日
一番多いリクエスト
日本人なんだよね、と自覚する瞬間。色々あるとは思うけれど、これが一番
かな?鮮度の良い刺身を食べている時。だから、当店でのワイン購入時に
一番多いリクエストなのだろう。夕食は刺身、それに合わせワインを勧めて
ほしい。
刺身を食べながらワインなんて。今でも時々、耳にするフレーズ。でも、そう
言う人に限って、実際に刺身を食べながらワインを飲んだ事がない。先入観
や偏見で決め付けているのです。何事も先ずは試してみましょう。そうすれば
思わぬ発見が出来るかも。
刺身とワインの合わせ方にはいくつかのパターンがある。一番、基本になる
のは、白身なら白ワイン。赤身ならロゼワインか赤ワイン。
次に考えるのは、どの様に食べるのか。塩で食べるのなら白ワイン。醤油で
食べるのなら赤ワイン。山葵や生姜を多めに使うのなら、醤油でも白ワイン
の方がベター。ポン酢醤油で食べるのなら、やはり白ワインの方がベター。
オリーヴオイルでカルパッチョにするのなら白ワインかロゼワイン。
しかし、それはあくまでも基本。白身でも脂が多いのなら、赤ワインの方が
断然、合う。赤身でも脂がのっていなければ、白ワインでもOK。
それでは具体的に、マリアージュする組み合わせを紹介しましょう。
マグロの赤身を塩で食べるなら・・・白ワインがベター
マグロの赤身をカルパッチョで食べるなら・・・白ワイン、ロゼワインがベター
マグロの赤身を醤油、山葵で食べるなら・・・赤ワイン
秋刀魚を塩で食べるなら・・・ロゼワイン、赤ワイン
秋刀魚をカルパッチョで食べるなら・・・ロゼワイン、赤ワイン
秋刀魚をポン酢醤油で食べるなら・・・白ワインがベター
秋刀魚を醤油、山葵or生姜で食べるなら・・・赤ワイン
タコを塩で食べるなら・・・白ワイン
タコをカルパッチョで食べるなら・・・白ワイン
タコをポン酢醤油で食べるなら・・・白ワイン
タコを醤油、山葵で食べるなら・・・白ワインがベター
ここで大事なアドヴァイス!
刺身を食べる時に楽しむワインは、白ワインならば木樽熟成をし、
芳醇な酒質のタイプは避ける。赤ワインならば果実味が濃厚で、
フルーティーな酒質は避ける。白ロゼ赤共に甘口は避ける。
そして、赤ワインの場合、刺身に脂が多ければ多いほど、渋味が
強くてOK。マグロの赤身ならライトボディー、中トロならミディアム
ボディー、大トロならフルボディーと言う具合。
大好きな刺身とワインのマリアージュを大いに楽しみましょう !