2011年9月16日金曜日
世界のワイン消費の流れ
ワインには白ワイン、ロゼワイン、赤ワインがあるが、今、世界の
マーケットで最もホットな存在なのがロゼワイン。欧米では気温
の上昇と共にロゼワインの消費は伸び、サマーワインなる別称
で、特にバカンス、リゾート・エリアで大人気なのだ。
ロゼワインと言えば、南フランスの美しい海岸Cotes d'Azur/コート
・ダジュールが印象的な地、Provence/プロヴァンス地方のロゼが
有名。
このワイン産地は全体の80%近くがロゼワインで、1999年には
世界初で世界唯一のロゼワイン研究センターが設立された。
それほどまでにこの地はロゼワインを誇りとしているのだ。画像
は、多種多様なロゼワインの醸造、熟成を研究する為に設置
された小さなタンクが並んでいるラック。
そして、日本ではなかなか、いや、先ず見る事のない1.5ℓボトル
(Magnum/マグナム)や3ℓボトル(Double Magnum/ドゥブル・
マグナム)に入った見栄えも豪華なロゼワインがあったりする。
そんなボトルが結婚披露宴やお祝いのパーティーに並んで
いたら、その宴に華を添え、大いに盛り上がるだろう。
桜の花びらを思わせる可愛らしい色合いのチェリーピンク色の
ロゼワイン。アセロラを思わせる鮮やかな色合いのロゼワイン。
オレンジ色がかった、いかにも力強く、複雑で飲みごたえのあり
そうなロゼワイン。ロゼワインと言っても、こんなに色合いの違い
がある。
そんなロゼワインが宴席会場の照明に照らされ、グラスの中で
キラキラときらめき輝くのだ。その美しさは容易に想像出来よう。
どうです。もし、パーティーを開く予定があるのなら、あなたも
ロゼワインで宴席を飾ってみませんか?
以下、プロヴァンス・ワイン委員会プレスからの抜粋です。
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イギリスは伝統的なビール消費国ですが、イギリス人の50%以上が、
ワインを定期的に飲んでいます。現在、この国でワインを定期的に
飲む消費者の数は2,300万人以上にのぼります。
イギリスでのロゼワインの販売は、2007年から50%増加しました。
一方、同じ時期の白ワインの販売はほぼ変化がなく、赤ワインは
市場シェアを失っています。ビールも、販売が減少しています。
ワインは主に自宅で消費され、70%が食事とともにワインを楽しむ
ケースです。
バーやレストラン、パブでは主にヨーロッパのワインを揃え、2010年
には、これらのルートでのロゼワインの販売が20%増加。これはロゼ
ワインの人気が拡大していることを示しています。
イギリスの消費者は現在、個性のあるロゼ、より辛口で複雑なロゼ
を求めているようです。そしてプロヴァンスのロゼは、この要望に
合っているのです。
プロヴァンスワインにとりイギリスは、輸出量の8.3%を占める第五位
の輸出市場ですが、2010年に輸出量が134%増加し、重点市場と
なっています。
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この様にイギリスを含め、欧米の多くのワイン消費国ではロゼワイン
を様々なTPOによって様々な楽しみ方をしているのです。ここ日本も
ロゼワインの良さをシッカリと認識し、様々な楽しみ方が出来る成熟
したワイン消費国になる様、当店は尽力して行きます。