2011年9月10日土曜日
野沢菜の浅漬けに合うワイン
私達日本人は葉っぱ好きの人が多いと思う。春にはタラの芽、
フキノトウ。夏にはアスパラ。冬には大根、カブ、そして野沢菜。
普段から漬物、特にぬか漬けはほとんど食べないが、野沢菜
の塩浅漬けだけは好んで食べる。
漬物を食べながらワインを飲みますか?私は飲みます。漬物
には様々な種類があり、味わいの違いや食べ方で色々な
ワインに合わせ、楽しめるのです。
ぬか漬けで醤油を少し垂らし、食べるのなら、果実味の穏やか
で渋味の強過ぎない赤ワインが。醤油漬けの場合も同じ。
塩味ベースの漬物なら、木樽熟成をしていない辛口白ワインが
とても良く合います。
今年の8月に日本初上陸の画像のワイン。ニュー・ジーランドの
白ワイン、これが野沢菜の塩味浅漬けにこれでもかって言うほど
合います。
Villa Maria 2010 Marlborough Sauvignon Blanc Lightly Sparkling
ヴィラ・マリア 2010 マルボロ、ソーヴィニョン・ブラン、ライトリー・スパークリング
ソーヴィニョン・ブランから造られた、微発泡が心地良い軽快で
爽やかな辛口白ワイン。若葉を思わせる香りが実に心地良い。
ワインと食べ物との相性の良さを決定づける要素のひとつに香り
と香りの波長が同じ傾向にある事をあげる事が出来る。野沢菜
の緑色をイメージさせる香りとソーヴィニョン・ブランの若葉の緑色
をイメージさせる香りのハーモニー、想像しただけで今にでもその
組み合わせを楽しみたくなる。
もちろん野沢菜とだけにこのワインが合う訳ではない。バジリコの
スパゲティ、ルコラのサラダ、フレッシュバジルのピッツァなども
OK。季節が春ならば、菜の花のスパゲティ、フキノトウの天ぷら
やタラの芽の天ぷらを岩塩で、こんな料理でもソーヴィニョン・
ブランの辛口白ワインは活躍します。
ワインには白ワイン、ロゼワイン、赤ワインがあり、それぞれに
多様なタイプがあります。その多様性こそが実はどんな料理にも
合わせられる理由なのです。
当店ではお客様のリクエストをお伺いし、最適なワインをお勧め
しています。是非、楽しもうとしている料理をお知らせ下さい。
どんな料理にも合わせられる多様なワイン達を用意し、お客様
のリクエストをお待ちしております。