2011年9月11日日曜日

ロゼワインと言っても...


白ワインに軽く、爽やかな酒質やコクのある酒質があり、赤ワイン
に渋味の少ないライトボディー、渋味の強いフルボディーがある様
に、ロゼにも様々な酒質のワインがある。
ロゼワインの色は、ブドウの果皮からの色素、つまり、渋味成分。
赤ワイン同様、色合いが薄ければ渋味は少なく、色合いが濃いと
渋味が多い。別の見方をすると、色調が赤いとアセロラなどの果実
の香りを明確に感じ、口当たりはチャーミング。色調がオレンジ色系
の時は、フルーティーさは少なく、複雑な香味でコクを感じる傾向に
ある。
そして、限りなく白ワインを思わせるロゼ、目を閉じて味わうとその
渋味成分の存在感から赤ワインと間違う程にシッカリとした酒質の
ロゼワインもある。
先日、入荷して来た画像のワインはドイツのスパークリングワイン。
Dichtertraum Mosel Spatburgunder Rose Brut
ディッヒタートラウム、モーゼル、シュペートブルグンダー・ロゼ・ブリュット
¥3,150
シャンパーニュと同じ伝統的な製法で造られています。画像を見て
おわかりの様に、ややオレンジ色がかった色合いをし、味わうと
赤ワインのミディアムボディーにも通じる明確な渋味を感じます。
秋が深まりつつある今、天然きのこ料理の複雑な香味に合わせて
楽しみたい1本です。
ここ日本では中途半端な存在として端に追いやられている感の
あるロゼワインですが、その多様性、日本の家庭の食卓で活躍
出来る機会の多さを考え、当店では白ワインに近い軽い酒質の
ロゼから赤ワインを彷彿させる重厚なボディーのロゼまで取り
揃え、お客様のリクエストにお応えしています。