2011年9月3日土曜日

アルザスも収穫開始


今年のフランスのワイン用ブドウの収穫開始はとても早い。
そんな中、フランス北東部にあるAlsace/アルザス地方でも
いよいよ収穫が始まる。
この地は果実味豊かで、果実のピュアさを格とした、優美さ
とフレッシュさを兼ね備えた白ワインが主体に造られている。
アルザスのブドウ畑へは、画像の様な美しく、そして可愛らしい
街並を楽しめる静かな街から西のVosges/ヴォージュ山脈を
目指す。


アルザス地方の見所、楽しみ所と言えば、木枠造りの家(Colombage/
コロンバージュ)、画像のピッツァ(Tarte Flambee/タルト・フランベ)、
Kronenbourg Biere/クローネンブール・ビールの1664、山の上にそびえ
建つ要塞Haut Koenigsbourg/オー・ケーニクスブールなどなど。もちろん
ワイン観光も。


アルザスのブドウ畑はヴォージュ山脈の東の斜面から裾にかけ
広がっている。A.C.Alsace/原産地呼称がアルザスになるブドウ
の畑、A.C.Alsace Grand Cru/原産地呼称がアルザス特級になる
ブドウの畑があり、画像の畑は51ある特級畑の内のひとつ、
Zotzenberg/ゾッツェンベルク。
アルザス特級では定められた4品種の内、1品種を使用し造る
のが原則。しかし、このゾッツェンベルクではそれら4品種ではない、
Sylvaner/シルヴァネルの使用が認められた唯一の畑。
シルヴァネルから造られるワインはミネラル豊かで、ピチピチと
した口当たりの楽しめる夏向きのワイン。この特級畑のワイン
は恐らく、未輸入だが、ジメジメと蒸し暑いこの日本には最適の
香味を備えていると思っているので、どこかの輸入元が輸入
してはくれないだろうか。
パリからTGVで数時間のアルザス地方。フランス旅行の際には
是非、訪れてみて下さい。心休まる滞在が出来ます。