2011年9月2日金曜日

世界の街道をゆく


ワイン業界の人間になって、初めてワイン産地を踏みしめたのは
2000年3月。その地はポルトガルのドウロ地方だった。世界で
最も有名なワインの内のひとつ、Porto/ポルト(Port wine/ポート・
ワイン)の原産地だ。 
昨日から始まった「世界の街道をゆく」は、そのポルトガルが舞台。
首都Lisboa/リスボンから北上し、ドウロ地方に至る街道を旅する。
ドウロ地方に至るのは後半の後半だが、見逃さずに是非、見て頂き
たいと思う。
切り立った険しい斜面。岩だらけの大地。人間の文明を少しも感じ
させない様な原風景。その間を雄大に流れるドウロ河。そんな
大自然の恵みを受けて育つブドウ達は他国では見る事がほとんど
出来ないポルトガルならではの固有品種。名前を覚えるのすら
難しい、聞いた事のない品種達。そんなブドウ達から世界最高峰の
ワイン、ポルトが生まれる。


かつてポルトは醸造後、一定の期間を過ぎると、ドウロ河上流から
河口のポルト市に向け、ドウロ河を画像の船、Barco Rabero/バルコ
・ラベロに乗せ運び、出荷していました。今では高速道路が発達
した為、バルコ・ラベロででは運んでいませんが。
2000年にポルトガルに行って以来、その地を再び踏みしめていません
ので、今月の「世界の街道をゆく」を見て思い出に浸りたいと思って
います。また、行きたいなぁ。