ドイツはワイン生産国として確固たる地位を築いているが、他にも
ビール生産国としても、その市場では重要な存在。
ドイツにはビール醸造に於いて、厳格な取り決めがある。ビールの
原料は麦芽、ホップ、水が主原料。他に副原料として、米、スターチ
等を使う。が、ドイツでは1516年にヴィルヘルム4世により、副原料
の使用が禁止され、ビールは麦芽、ホップ、水のみから造れとの
ビール純粋令が定められた。その決まりは現在も継続中。だから、
アメリカンタイプの日本のビールの様に淡い味わいではない。
毎年、秋になると、Oktoberfest/オクトーバーフェストと言う祭りが
行われる。野外や室内の大会場に大勢の人が集い、ビールを
飲みながら、歌え、踊れの大騒ぎをする。実際にその場にいた事
はないが、映像で見る限り、その楽しみ方は半端でないレヴェル。
見ているだけで圧倒されそうな雰囲気だ。
そんなオクトーバーフェストの時期に限定で出荷される、通常より
香味の濃いビールが1年に1回だけ、ここ日本にもやって来る。
画像のビールがそれ。大麦だけでなく、小麦もふんだんに使用し、
あのシャンパーニュと同じ瓶内発酵で炭酸ガスを捕捉する造り方
をしている。
小麦を原料とする事で、色合いは白みがかっていて、香りに花、
特にクローバーの様な香りと果実、特にバナナ様の香りがある。
苦味を連想させる香りが少ないのが特徴。Weissbier/ヴァイス
ビア、Weizen/ヴァイツェン、Hefeweiss/ヘフェヴァイス等と呼ばれ
なかなか人気の高いビール。ミュンヘン名物のWeiss Wurst/
ヴァイス・ブルスト（白いソーセージ）との相性は抜群。
このヴァイツェン、コンフェデレーションズ・カップ2005の観戦と
ワイナリー訪問の時に連日の様に飲んで楽しんでいた。ドイツ
の開放的な空気、大自然、屋台で買った焼きソーセージ、この
ヴァイツェン、これら最強の取り合わせは至福の時を約束して
くれた。いつかドイツ本場のオクトーバーフェストに参加し、
至福の時を約束してくれる最強の取り合わせを楽しんでみたい
ものだ。
こんな雰囲気の中でビールやソーセージを思いっきり楽しめ
ます。超どでかいジョッキに入ったビールは衝撃的です。
