2011年8月19日金曜日

水にも色々ある


いつも飲んでいるミネラルウォーターがなくなりそうだったので
HCに買いに行って来た。5年ほど前から愛飲しているのは、
Contrex/コントレックス。フランス産の水で、市販されている水の
中で最も硬度の高い水の内のひとつ。活動に必要なミネラルの
補給に役立つ半面、その高い硬度の為、内臓の弱い人は直ぐ
に下痢をしてしまう。欧州に旅行に行って、水道水に当たって
しまうのも硬度の高い水のせい。
水に含まれているミネラル成分の内、カルシウムとマグネシウム
に係数をかけ、数値を出し、その値で軟水、(中硬水)、硬水に
分ける。ペットボトル入り日本産ミネラルウォーターはほぼ全部
と言っても間違いでないほど、軟水。それも極めて硬度が低い。
日本列島には石灰質土壌があまりないから、硬水にならない
のだ。軟水には甘味を感じ、硬水には苦味を感じる傾向が強い。
震災の後、放射能対策の為、ペットボトル入りの水を多くの人
が買い求めていた。その時に出くわしたある場面。いつも行く
HCでの事。乳児を連れた母親がミルクと作るので水を買おうと
していた。店に在庫してあったのは僅かな数のコントレックス。
店のスタッフにこれでミルクを作って、子供に飲ませても大丈夫
かと聞いてた。そのスタッフはミネラルウォーターですから、
放射能の心配もないし、問題ありませんと答えていた。そのやり
取りを近くにいたので聞いてしまい、親切心で硬度が高く、乳児
では危険なのでやめた方が良いとアドバイスしてあげたのだが、
大きなお世話とキレられた。水不足でなかなか買えない状況の
中、我が子の為に母親は冷静さを失っていたに違いない。
が、超硬水を飲まされたかもしれない、あの子は無事だったの
だろうか?心配だ。
車、眼鏡、ラーメン、靴。ひとつの種類の商品には用途により
様々あり、それを使い分ける。水にも色々なタイプがある。水と
言っても、ひとつではないのだ。消費者はもっと勉強し、賢く
なろう。自分に不利益にならない様に。でも、その前に、店の
スタッフ、シッカリしろよ。商品特性すら知らないで、お客様に
無責任な販売をするなよ!