2011年8月12日金曜日

スペインワインの凄み


昨夜、第165回ワインと料理のマリアージュを楽しむ会@屯。
3種類の白ワイン、1種類の赤ワイン、2種類の赤ワインの順に
6種類のワインをブラインドでテイスティングした。
3フライト目の2種類の赤ワインが画像のスペインワイン。
ヴァレンシアから南に下った所にあるAlicante/アリカンテ産
Monastrell/モナストレルから造られている。左が2000年産の
Gran Reserva/グラン・レセルヴァ。右が2002年産のReserva/
レセルヴァ。グラン・レセルヴァは原料ブドウが極めて良質
の年にだけ、生産を認められ、木樽熟成最低18カ月を含め
トータルの熟成期間が60カ月以上と定められている。一方、
レセルヴァは木樽熟成最低12カ月を含め、トータルの熟成
期間が36カ月以上となっている。
スペインの凄さは、それほどまでに長い熟成を経ているのに
価格が極めて安い事。それでいて品質の良さにも驚くばかり。
昨夜の2種類も熟成感、果実味とタンニン、木樽からの成分
のハーモニー、味わいの深み、いずれも文句のつけようが
ないレヴェル。来月、店で販売しようと心に決めた。来月は
9月。残暑は厳しいだろうが、夜風は心地良くなるだろう。秋
の夜長にシットリとした酒質のスペイン赤ワインはピッタリだ。