2011年1月5日水曜日

応用編

ワインと料理の相性の良い組み合わせは色と色がポイント。
これが基本。そして、更にマリアージュ(相性の良さ)を楽しむ
のなら、脂肪、辛味、香りを考慮すると良い。
例えばハマチの刺身。色合いは白系だが、脂がとても乗って
いる。そんな食べ物は白よりも赤。脂肪分と赤ワインの渋味
(タンニン)が相乗し、旨味を引き立てる。
白菜や鶏肉の塩スープ鍋。これには白ワインを合わせたい
が途中で赤ワインも飲みたくなった。さて、どうする。そうだ
冷蔵庫にキムチがあった。鍋にキムチを投入。見た目も赤系
になったが、味わいが辛い。その辛味と赤ワインの果実味の
凝縮から来る甘味旨味、タンニンの旨味が相乗し、口中が
柔和になる。
そして、香りと香りの波調。Xmas料理の定番、ターキーの
クランベリーソース添えにはクランベリー様の香りを持った
Gamay/ガメイの赤ワインが合う。パインの入った酢豚や
生ハムとパインのピッツァ(ハワイアンデライト)には南国果実
の香りを持ったViognier/ヴィオニエやGewurtztraminer/
ゲヴュルツトラミネルの白ワインが合う。
では写真のデニッシュ、チョコとオレンジを使っている。チョコ
の方が主張が強いと思ったので、Ruby Porto/ルビー・ポート
ワインが合うと予想したが、オレンジの高貴な香りが口中を
満たし、妖艶。そこからGewurtztraminer Vileilles Vignes/
ゲヴュルツトラミネルの遅摘みから造られた辛口がベスト、
なければ、ゲヴュルツトラミネルの辛口でOKと感じた。そこで
やってみた。香りと香りのマリアージュ。最高のハーモニー。
新年4日目にして再び実感。デニッシュを食べながらワイン
を飲まなくても、、、。でも、楽しみの可能性を広げるには、
先ずやってみる事。そこから新しい発見、感動、驚きが誕生
する。だから、挑戦する。