2010年11月4日木曜日

多様性


ワインの栓と言えばコルク。
誰もが先ずはそう思うはず。
でも、最近は様々な栓のワインが流通。
スクリューキャップ。プラスチック。ガラス。
コルクチップを合成したもの。
なぜ?
良質のコルクが入手しづらくなった事。
コルクが開けにくいと感じている消費者がいる事。
そして、決定的な要因は、コルクに付着している
物質が化学変化をすることで、ワインに不快な
香りや味わいをつけてしまう事。これがコルク臭
(ブショネ)と言う現象で、濡れた雑巾の様な香り
がするので、一度出会うと忘れないほど。安い
ワインならあきらめもつくけれど、大金を払って
購入したワインがブショネだった時のショックと
言ったら言葉で説明出来ない。
だから、当店では販売するワインの栓が天然
コルクでなければいけないとは思っていない。
プラスチックコルクは色々な色があって楽しい
し、スクリューキャップは立ててディスプレイ
出来るし、誰にとっても開け閉めし易い。拒否
する理由は全くない。
イメージや既成概念を崩すのは簡単ではない
けれど、思い切って取り払ってしまえば、もっと
ワインの楽しみが広がると思います。