スペインの新幹線、AVE。客室の雰囲気は、飛行機の客室に近い。
走り出し、しばらくすると、客室乗務員が何事か話しながら、
客室を進んで来る。Auricularと言っているのは判るが、
それが何か判らなかったので、聞いてみた。イヤホーンの
事だった。自席にジャックがあり、スクリーンで放送している
映画の音声やヒットチャートのスペイン音楽など数チャンネル
が楽しめる。少し前までの飛行機のエコノミーと変わらない。
車窓の風景を見ながら、音楽を聴きつつ、目的地に向かう。
ほとんど揺れる事もなく、実に快適な旅だった。
これは昨日、アップしたサンルカール・デ・バラメダに行く為、
マドリッドからセヴィージャに向かう車内で撮ったひとコマ。
どこまでも続く地平線、焼けた様な赤い大地、ときどき姿を
表すオーリーヴの木々。そして、良く目をこらさないと判別
不可能なほどに大地に同化している低木仕立て（株仕立て）
のブドウの畑。品種は、おそらくLa Mancha/ラ・マンチャ
地方なので、白ブドウのAiren/アイレン、黒ブドウのCencibel
/センシベル（Tempranillo/テンプラニージョの別名）。
スペインの大地の風景はシンプルながらも美しい。
