2025年12月16日火曜日

泡の準備はOK?Part3

前回、スパークリング・ワインのラベルには情報が満載だと
言及しました。その知識を更に広めて参りましょう。製法、
味わいが判る事だけではなく、ワインの色、どの様な種類の
ブドウで造ったのか、時には熟成期間の長さも判る事があり
ます。Reserva、Gran Reservaと言った表記がある時です。
機会を見つけ言及します。
透明な瓶に入っている場合、中のワインの色は判りますから
ロゼや赤を意味する単語がレベル記載されている事はあまり
ありません。透明ではない瓶で中身が判らない場合は、色を
示す単語が記載されている事が一般的です。
ロゼならばRose、Rosa、Rosado、Rozeと言った感じで、赤
ならRed、Rouge、Tintoと言った様に記載されます。因みに
白の記載が滅多にないのは非発泡性ワインと異なり、発泡性
ワインは白がほとんどで、ロゼはかなり少なく、赤は極めて
少量ですので、白ではない事をアピールする方が大切だから
です。
ワインを造る為のブドウは果皮の色で大きく3つに分けられ、
果皮の色が緑色や黄色の白ブドウ、紫色の黒ブドウ、グレー
がかった淡い紫色のグリブドウがあります。
発泡性ワインも非発泡性ワイン同様、白ブドウ、黒ブドウ、
グリブドウを様々な組み合わせで使い、造ります。ワインの
色は果皮の色素で、果皮の色素を果汁に移さなければ、果汁
はロゼ色でも赤色でもありませんから誕生するワインは全て
白です。





黒ブドウを圧搾し、その果汁に果皮を浸漬せず、発酵させた
時、出来上がるワインは白です。これは発泡、非発泡問わず、
そうなります。この様にして出来上がる白ワインをBlanc de
Noir / ブラン・ドゥ・ノワと言い、黒の白、つまり黒ブドウ
で造った白ワインを意味します。スパークリング・ワインに
多いタイプです。
白ブドウだけで発泡性ワインを造る事は非発泡性のワインと
異なりそう多くはありません。多くの場合、黒ブドウも使い、
果皮の色素を取り込まずに造ります。白ブドウだけで発泡性
ワインを造った時、ラベルにBlanc de Blanc / ブラン・ドゥ
・ブラン、白の白、白ブドウで造った白ワインと記すのは、
その事を特に主張したいからでしょう。
・Blanc de Blanc:酸味の豊かな広がりがある爽快なタイプ
と硬水を思わせる骨太な力強さのあるタイプがありますが、
どちらにしても引き締まった口当たりのシャープさが共通の
要素としてあります。
・Blanc de Noir:ワインの色調にベージュを感じます。時に
ピンク・ゴールドにも見えます。味わうとまろやかで、明確
にタンニン(赤ワインを連想させる)を感じます。白ワイン
ですが、明らかに一般的な白とは異なると判ります。

それではPart3のスパークリング・ワインを紹介します。黒
ブドウ、Baga/バガで造ったBlanc de Noirですが、ラベルに
それは表記してありません。但し、香り、味わいにブラン・
ドゥ・ノワの特徴を明確に感じます。飲めば判るよ、と言う
事でしょうか。





*Borlido
 Espumante
 Baga Bairrada
 Brut Nature
 Metodo Classico

 ボルリド(造り手)
 エシュプマンテ(ポルトガル語圏の発泡性ワイン)
 バガ、バイラーダ(品種、産地)
 ブルット・ナトゥレ(ワイン1ℓ中の残糖分3g未満)
 メトード・クラッシコ(伝統的製法)
と言うワインです。そして裏ラベルには原料ブドウの収穫年
Colheita / コリェイタが記載されていて2021となっています。
Part1とPart2で言及している様にスパークリング・ワイン
のラベルはワインの情報が満載です。

バガはポルトガルの西沿岸部のバイラーダ地方にオリジンの
ある黒ブドウで、Blanc de Noirでない場合、ワインに豊富な
タンニン(渋味成分)と酸をもたらします。炭酸ガスの刺激
でタンニンが強調される発泡性ワインですと、そのタンニン
は強く主張し過ぎて品格に欠けたワインになりがちです。
それを踏まえ、Blanc de Noirにしていると推測します。それ
でも尚、味わえば明確にタンニンを感じ、白ワインを超えた
ドッシリ感ある味わいの深みを備えています。バガで発泡性
ワインを造るのなら赤でもロゼでもなく、白がベター。この
エシュプマンテを味わうとそう思います。

伝統的製法はMethode Traditionnelle / メトードゥ・トラディ
-シオネルと表現する他に、今日、紹介のMetodo Classicoとも
言い、発泡していないワインを瓶に詰め、そこに糖分と酵母を
加え、瓶内で炭酸ガスを捕捉する発酵を行い、ワイン法で規定
された熟成期間を経てから商品化させます。時間と労力を多く
必要とします。





相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。チーズなら
        ハード・タイプ。
飲み頃温度:11~14度。
<ライトな赤ワインを彷彿させる辛口>
2,***円




特にお勧めの相棒:鮭のはらみの塩焼き。
はらみの脂肪分、鉄分ぽさ、血合いぽさある味わい深さがバガ
由来の深みあるフレーヴァーと相乗し、柔和な旨味を口の中に
豊かに広げます。
鮭のはらみはその味わいの豊潤さから赤ワインと相性が良く、
白ワインではマリアージュを奏で難いのですが、白であっても
マリアージュを奏でる事ができるのは黒ブドウ、バガのブラン
・ドゥ・ノワならでの味わい深さが成せる業です。





WINE HOUSE
開店時間:14時~19時
定休日:毎月7日と15日
支払方法:現金 or PayPay
    
*釣り銭不足を防ぐ為、5,000円以下の決済の際の
     10,000円札での支払いはご遠慮下さい。

入店時のルール:マスクの正しい着用、手の消毒
       
*店内の密回避、接客の際の動線確保の為、
        先客が店内にいる際は店外でお待ち下さい。
2023年の元旦に発症した右顔面麻痺が未だに治癒しません。
不自由になって3年目になりました。時間の経過は早いです。
色々な治療をしましたが、もう治らないそうです。この麻痺
の為、右目が閉じず異物が混入し易い状態です。飛沫の侵入
で感染症を患う可能性があります。
またこの右顔面麻痺の影響で嚥下障害を起こしていて、感染
し、体調を崩すと誤嚥性肺炎による重篤な状態となる可能性
が大です。
ご存じの方が多いとは思いますが、当店では対面にて商品に
関する様々な説明をします。その際、飛沫をブロックする為
どなたにもマスクの着用をし、飛沫拡散を防止して頂く事に
していますので、宜しくお願い致します。