2025年7月18日金曜日

チャーミングなワインの相棒は

ワインを語る時(日本酒も)、甘いのか辛いのかと言う観点
で簡潔に扱われがちですが、そう単純な話ではありません。
甘いと言っても、誰が味わっても甘いのか。フルーティーさ
が豊かで甘いニュアンスが明確な為、甘く感じてしまうだけ
なのか。と言った具合に、甘いと言っても実態はかなり違い
ます。
また誰が味わっても甘いと言っても、その甘さはそれぞれで、
リキュールの様な甘さがあるのか、酸味を基調とした爽快さ
に支えられた甘さなのかと言った感じに大きな相違があり、
甘いと一言で片づけられません。
前者の様な甘口のワインなら妖艶なと形容できるでしょうし、
後者の様な甘口のワインならばチャーミングなと形容できる
でしょう。
今日はチャーミングなと形容できる2種類のオーストラリア
のワインを紹介します。白ワインとロゼワインです。どちら
もモスカート(ミュスカ、マスカット)/Moscato(Muscat)
で造られています。
参考までに、モスカートはイタリア語圏での呼び名で、この
品種の正式名はミュスカです。マスカットはミュスカを英語
呼びした名で、スペイン語圏ですとモスカテル/Moscatelと
呼び名は多岐に渡ります。
ミュスカはワイン醸造用ブドウの中で最古の品種のひとつで、
日本では果皮の色が緑色のブドウと認識されています。実際
は緑色の他に、黄色、グレーピンク色、赤色、黒紫色なども
あり、最も多様な品種です。
今日、紹介の2種類は果皮の色が緑色や黄色のモスカートで
造った白と果皮の色がグレーがかったピンク色のモスカート
で造ったロゼで、冷蔵庫でシッカリ冷やし、味わえば、その
優美さ、優雅さに魅了される事、間違いありません。
そしてどちらもピュアなフルーティーさがあり、酸味を基調
とした活き活きとしたフレッシュさに満ちています。酸味に
支えられたナチュラルな甘さは微炭酸の清々しさに包まれ、
口中にほのかに広がります。味わう程に気分がリフレッシュ
します。こんなワインです。

ワインの造り手、De Bortoliの創業者はイタリア出身。豪州
に移住し、今、4世代目が中心となりワイナリーを支えます。
英語圏なのにモスカートなのはイタリアへのオマージュです。




*Emeri's Garden Moscato
 エメリズ・ガーデン、モスカート

飲み頃温度:7度。
<軽く、爽やかな、やや甘口>
1,***円
シャイン・マスカットを食した時に口の中に豊かに広がり、
鼻腔から抜けるあの華やかなフレーヴァーが真にこのワイン
の香り、味わいです。
そして内包されていたチャーミングなハニー&フローラルさ
は色で例えれば白で、完熟した白桃、ラ・フランスと言った
果実、鈴蘭や沈丁花の様な花を連想させます。
華やかな美しさは果実のコンポートを思わせますから、白桃
やラ・フランスのコンポートと間違いなく好相性で、白桃や
ラ・フランスを丸ごと使ったケーキを入手できるなら、それ
を相棒に味わい尽くすのがお勧めです。




画像のケーキがこのワインのお勧めの相棒です。「Patisserie
Marronier@太田市飯田町」が季節限定で販売中です。




*Emeri Pink Moscato
 エメリ、ピンク・モスカート

飲み頃温度:7度。
<軽く、爽やかな、やや甘口>
2,***円
香りも味わいも真にベリーフルーツの様です。ブルーベリー
やラズベリーを思わせます。ブドウが原料なのに。ワインの
香りや味わいは無数の成分が重合し、形成されていてその為
ブドウではない果実のフレーヴァーや果実ではない花などの
フレーヴァーを感じるのです。
このワインは果皮の色がグレーがかった赤みのあるピンク色
をしたモスカートから誕生しました。でもベリーフルーツの
フレーヴァーを感じるのはその為です。
ラズベリー色の外観、ブルーベリー様のフレーヴァーがあり、
フレッシュさに満ちたこのワインは、ベリーフルーツと捉え、
ワインそのものを味わい尽くすのも一興ですし、酸味に支え
られたチャーミングな甘味のあるベリーフルーツのケーキを
相棒に楽しむのも良いでしょう。




画像のケーキがこのワインのお勧めの相棒です。「Patisserie
Marronier@太田市飯田町」で入手できます。





WINE HOUSE

開店時間:14時~19時
定休日:毎月7日、15日
支払方法:現金 or PayPay
    
*釣り銭不足を防ぐ為、5,000円以下の決済の際の
     10,000円札での支払いはご遠慮下さい。

入店時のルール:マスクの正しい着用、手の消毒
       
*店内の密回避、接客の際の動線確保の為、
        先客が店内にいる際は店外でお待ち下さい。
2023年の元旦に発症した右顔面麻痺が未だに治癒しません。
不自由になって3年目になりました。時間の経過は早いです。
色々な治療をしましたが、もう治らないそうです。この麻痺
の為、右目が閉じず異物が混入し易い状態です。飛沫の侵入
で感染症を患う可能性があります。
またこの右顔面麻痺の影響で嚥下障害を起こしていて、感染
し、体調を崩すと誤嚥性肺炎による重篤な状態となる可能性
が大です。
ご存じの方が多いとは思いますが、当店では対面にて商品に
関する様々な説明をします。その際、飛沫をブロックする為
どなたにもマスクの着用をし、飛沫拡散を防止して頂く事に
していますので、宜しくお願い致します。