子供の頃、暑いなと愚痴をこぼしたくなる日の気温は28度
くらいでした。それが今では28度なら、今日は涼しいね。
となりました。
最高気温が28度の頃、もう50年近く前ですからワインなど
この日本で全く認識されていませんでした。それが今では
飲んだ事がなくてもワインと言うアルコール飲料があると
誰でも知っている状況になりました。
それでも尚、ワインに関して完全に周知されていると言い
きれない事がまだあります。グラスに注ぐと泡立つワイン
つまり、炭酸ガスを含有しているワイン(スパークリング
・ワインと言いますが)にも赤があると言う事実。
発泡していないワインも発泡しているワインもワインです
から、スパークリング・ワインにも白、ロゼ、赤の3色が
あります。ではなぜ、赤も(人によってはロゼも)あると
周知されていないのでしょうか。
発泡性ワインの赤が知られていないのには理由があります。
非発泡性の赤ワインの流通量が非発泡性ワイン全体の70%
くらいであるのに対し、発泡性の赤ワインは全体の数%に
留まり、消費者の目に触れる機会が圧倒的に少ない為です。
生産量が少ないからです。
ワインは原料ブドウの果汁に含有されている糖分を酵母で
発酵させ造ります。スパークリング・ワインの多くはその
非発泡性ワインに糖分と酵母を加え、再び発酵させ、炭酸
ガスを含有した状態にしたワインです。
この炭酸ガスを捕捉する発酵をする際、酵母は糖分と共に
ワインの色素を食べます。簡単に言えば赤だったのが色素
が消滅しロゼに、ロゼだったのが色素が消滅し白になると
言った具合です。
ロゼのスパークリング・ワインはワイン法で白に赤ワイン
を加え、ロゼにしても良いと言う特例がありますが、赤は
赤ワインから赤のスパークリング・ワインを造るしかなく、
難しさも相まって生産量が少ない訳です。
それでも近年、オーストラリアとイタリアで造られた赤の
スパークリング・ワインが輸入され、入手できるチャンス
が増えて来ました。オーストラリアでは主にBBQの時の、
イタリアでは主にプロシュット(生ハム)を食す時の相棒
として楽しまれているワイン達です。
当店ではオーストラリア産は2種類、イタリア産は3種類
を在庫し、お客様のリクエストに応じ、楽しみ方を添え、
お勧めしています。
赤のスパークリング・ワインの多くは豊かな果実味があり、
渋味(タンニン)の含有量には多い少ないの差はあるもの
の、フルーティーなフレーヴァーからの甘いニュアンスが
全体に優雅さを添えていて、口に含んだ時、ひんやりする
くらいの温度がエレガントさ、チャーミングさを引き立て
くれます。
赤ワインは通常、適切な飲用温度以下になると渋味成分が
えぐみに感じられ、心地良く楽しめないのですが、発泡性
の赤の場合、既に言及した様にピュアで、優美なフルーツ
・フレーヴァーの存在がタンニンの主張が荒々しくなるの
を防ぐ為、暑い時に十分に冷やして楽しむ事ができます。
気温の上昇と共にワインの世界から退出し、気温の下降と
共にワインの世界に戻って来る赤ワインの愛飲者の皆様が
暑くて飲めない時期にも楽しめる冷やしてOKの赤がそんな
スパークリング・ワインです。
飲み頃温度:11~14度。
<優しいライト~ミディアムボディーのやや辛口>
2,***円
ピュアなフルーティーさとピリリと刺激的なスパイシーさ
が鼻腔をくすぐり、タンニンの軽快な主張と果実味が創る
優美な甘味が調和し生まれるジューシーさが優雅に口中を
満たします。エレガントなフルーツ・フレーヴァーの存在
がタンニンの広がりに優しさを添えています。
は「7-11、中華蕎麦とみ田監修濃厚豚骨魚介冷しつけ麺」
です。
少々ピリ辛な味わいのスープがワインのフルーティーさに
アクセントを添えるスパイシーさと、スープに味わい深さ
を添える魚粉の鉄分ぽさがワインに備わる軽快なタンニン
と、太麺のシットリとした甘味旨味がワインの優美な甘味
と一緒乱れぬ融合をします。
何も突出しない、何も不足しない両者の共演はシットリと
穏やかなパーフェクト・マリアージュを創造します。共に
十分に冷やし、心地良いひんやりとしたひと時をお楽しみ
下さい。
定休日:毎月7日、15日
支払方法:現金 or PayPay
*釣り銭不足を防ぐ為、5,000円以下の決済の際の
10,000円札での支払いはご遠慮下さい。
入店時のルール:マスクの正しい着用、手の消毒
*店内の密回避、接客の際の動線確保の為、
先客が店内にいる際は店外でお待ち下さい。
2023年の元旦に発症した右顔面麻痺が未だに治癒しません。
不自由になって3年目になりました。時間の経過は早いです。
色々な治療をしましたが、もう治らないそうです。この麻痺
の為、右目が閉じず異物が混入し易い状態です。飛沫の侵入
で感染症を患う可能性があります。
またこの右顔面麻痺の影響で嚥下障害を起こしていて、感染
し、体調を崩すと誤嚥性肺炎による重篤な状態となる可能性
が大です。
ご存じの方が多いとは思いますが、当店では対面にて商品に
関する様々な説明をします。その際、飛沫をブロックする為
どなたにもマスクの着用をし、飛沫拡散を防止して頂く事に
していますので、宜しくお願い致します。