2025年5月28日水曜日

異色のドイツワイン

この間の東京五輪ではなく、その前の東京五輪、今の大阪万博
ではなく、その前の大阪万博を契機に国際化の波が押し寄せた
この日本。それに合わせ、フランスやドイツのワインが市場に
登場しました。
名の知れ渡ったワインに加え、ワイン初心者の日本の消費者に
相応しいとしてフレッシュな甘口ワインが輸入され、大都市の
ホテルやレストランが販売しました。
赤ワインはフランスのボルドー地方の著名ワインが主で、甘口
ならロゼワインはフランスのロゼ・ダンジュ/Rose d’Anjouが、
白ワインはドイツのモーゼル地方の有名ワインやライン地方の
リープフラウミルヒ/Liebfraumilchと言った感じで、今の様に
料理に合わせ、ワインを選び、マリアージュを完成させ、それ
を楽しむには程遠いものでした。
そんな状況が激変したのは1990年頃。いわゆるバブル時代です。
様々な国のワインが輸入され、伝統国だけでなく、チリを始め
とするニュー・ワールドのワインが日本の市場を賑わせました。
そんな中で日本ワイン市場の黎明期からあまり変化のなかった
のがドイツワインです。輸入されるのが甘口の白ワインであり
続けたのです。ドイツでは辛口の白ワインが主流だったのに。
その辛口ワインの中心的存在は瓶の形も、味わいも異色、唯一
無二のフランケン地方産ワインです。




ボックスボイテル/Bocksbeutelと言う名で、扁平の水筒の様な
形の瓶に入り、凝縮した果実味に硬水を思わせる骨太な味わい
が備わり、甘味を排した辛口のテイストをハッキリ余韻に残す
白ワインです。
ボックスボイテルに入ったフランケンの白ワインはシャープで
力強く、硬水の様な太い味わいをしていますから根野菜、砂肝、
貝類、甲殻類、小魚などを使い、心地良い苦味旨味のある料理
との相性がとても良く、日本の食卓で大活躍するワインと言え
ます。
そんなフランケン白ワインが少ないながらも日本の市場に流通
し始めたのはFIFAワールド・カップ、ドイツ大会の頃でした。
瓶形に衝撃を受けた事を今でも鮮明に覚えている人がいるかも
しれません。
ドイツワイン=白の甘口と信じて疑わなかった日本の消費者に
ドイツ本国では辛口白ワインが主流であると言うドイツワイン
の真実を伝えたのです。
あれから20年超。ドイツワイン=白の甘口と思い込んでいる人
は殆どいない状況になりました。またドイツには驚愕の品質の
赤ワインもある事実を知る人も多くなりました。次はあなたの
番です。あなたの五感でドイツワインの事実を確認して下さい。
辛口ドイツ白ワインの本流、フランケン・ワイン、ここにあり
ます。是非、味わって下さい。




*Weingut Schloss Sommerhausen 2022 Silvaner
 ヴァイングート・シュロス・ゾンマーハウゼン
 2022 ジルヴァーナー

飲み頃温度:11~14度。もう少し高くてもOK。
<骨太な味わいの辛口>
4,***円




フランケンらしさをもっとも表現してくれるブドウと言えば、
ジルヴァーナー。この品種は産地の土壌の味(地味)を香味
に忠実に反映させると言われています。
このワインの産地は貝殻を豊富に含んだ石灰岩で構成された
土壌で、フリンティーさ、穏やかな果実味、硬水を思わせる
豊かなミネラリーさは土壌由来の地味です。
ほろ苦い旨味のある食材、ミネラリーな地味のある食材を塩
でまとめ上げた料理との相性に優れています。特にお勧めの
市販の惣菜なら「砂肝とブロッコリーの塩和え@ヤオコー」
です。
塩だれのフレーヴァーが繋ぐ砂肝&ブロッコリーとワインの
ハーモニーを堪能して下さい。




WINE HOUSE
開店時間:14時~19時
定休日:毎月7日、15日
支払方法:現金 or PayPay
    
*釣り銭不足を防ぐ為、5,000円以下の決済の際の
     10,000円札での支払いはご遠慮下さい。

入店時のルール:マスクの正しい着用、手の消毒
       
*店内の密回避、接客の際の動線確保の為、
        先客が店内にいる際は店外でお待ち下さい。
       *一度に入店できるのは3人までです。4人
        以上での入店はお断りします。
       *瓶の破損やその他の危険回避の為、子連れ
        で入店はできません。
2023年の元旦に発症した右顔面麻痺が未だに治癒しません。
不自由になって3年目になりました。時間の経過は早いです。
色々な治療をしましたが、もう治らないそうです。この麻痺
の為、右目が閉じず異物が混入し易い状態です。飛沫の侵入
で感染症を患う可能性があります。
またこの右顔面麻痺の影響で嚥下障害を起こしていて、感染
し、体調を崩すと誤嚥性肺炎による重篤な状態となる可能性
が大です。
ご存じの方が多いとは思いますが、当店では対面にて商品に
関する様々な説明をします。その際、飛沫をブロックする為
どなたにもマスクの着用をし、飛沫拡散を防止して頂く事に
していますので、宜しくお願い致します。
お願い事項を著しく逸脱する場合は注意をしますのでご留意
下さい。