ワインを楽しむ時と言うとフォーク・ナイフのある食卓や
ハンバーガーやピッツァを食べる時と思われがちですが、
実はそんな事は全くないのです。
組み合わせさえ間違えなければ、鰻の蒲焼とだって、日本
蕎麦とだって、新香とだって、茹で枝豆とだってワインを
心行くまで楽しめます。
それはワインの多様性には不可能はないからです。色だけ
でも白、ロゼ、赤の3種類(最近、話題のオレンジを入れ
れば4種類)あり、加えてそれぞれの色に様々なタイプが
あって、また発泡していないワイン(スティル・ワイン)
も、発泡しているワイン(スパークリング・ワイン)も
更にはシェリーやポートの様なグレープ・スピリッツ添加
のワイン(フォーティファイド・ワイン)まであり、他の
飲料とは桁違いに多様です。
この多様性を生かすも殺すもあなたの意識次第。鰻の蒲焼
にワインなんて、日本蕎麦にワインなんて、新香にワイン
なんて、茹で枝豆にワインなんて、と思ったらそこで終了。
ワインと料理のマリアージュの世界へ旅する事はできない
のです。是非、当店がお勧めするワインと料理、食べ物の
ペアリングを偏見を持たずに実践し、両者が奏でる至福の
マリアージュを堪能してみて下さい。
ダウン・ザ・レーン、ロゼ
飲み頃温度:11~14度。
<優しいふくらみに和みを感じる辛口>
1,***円
ワイナリー(デ・ボルトリ / De Bortoli)も公式HPに掲載
の画像にある様に、このロゼワインの相棒にはバーガー&
チップスが良いのは言わずもがなですが、ここは和食の国
日本。やはり和に合わせ楽しみましょう。
和のものに合わせると言っても範囲が広すぎます。先ずは
このロゼワインの酒質を把握し、その特徴が活きる方法を
探りましょう。
強過ぎないですが、果実味の華やかさを感じます。この種
の香りは生ものとの相性が良くなく、口中で一緒になる事
で生臭みを強調してしまいます。刺身や寿司は避けた方が
良いでしょう。
一方で、その種の香りはだし醤油、醤油と味醂が融合した
割り下やたれと調和し易く、和の料理とペアリングさせる
のが決して奇をてらっているのではないと判るでしょう。
更にワインの味わいも考え、相棒となる料理の範囲を絞り
込んで行きます。
渋味成分(タンニン)を明確に感じます。白ワイン寄りの
ロゼではなく、赤ワイン寄りのロゼです。同時に根野菜を
思わせるアーシーさとほろ苦さを心地良く感じます。口中
ではフルーティーさは控えめとなり、落ち着いた味わいの
深みがしなやかに広がり残ります。
以上からこのワインの相棒には醤油で調理した料理、地味
を感じる料理、軽やかな赤ワインを彷彿させるタンニンの
存在が明確な所から僅かな脂肪分を含む食材を使った料理
が相応しくなります。
可能性は色々ありますが、それら3つの要素を全て備えた
お手頃で特別ではない料理、そしてワインとの相性に非常
に優れているのは「がんもどきの煮付け」です。
パーフェクトなマリアージュを完成させるのなら、ひじき、
根野菜、ごまが入ったがんもどきがベストです。煮付けは
濃口醤油と味醂で、生姜などの薬味はなしがベターです。
そして安いがんもどきではなく、大豆の味わい(脂肪分)
を十分に感じるがんもどきにすれば申し分ありません。
ワインとがんもどきが創るマリアージュ。ワインの可能性
を大いに感じて下さい。
開店時間:14時~19時
定休日:毎月7日、15日
支払方法:現金 or PayPay
入店時のルール:マスクの正しい着用、手の消毒
昨年の元旦の朝に発症した右顔面麻痺が未だに治癒しません。
1年半経ちました。時間の経過は早いものです。色々な治療
をしましたが、もう治らないそうです。この麻痺の為、右目
が閉じず異物が混入し易い状態です。飛沫の侵入で感染症を
患う可能性があります。
ご存じの方が多いとは思いますが、当店では対面にて商品に
関する様々な説明をします。その際、飛沫をブロックする為
どなたにもマスクの着用をし、飛沫拡散を防止して頂く事に
していますので、宜しくお願い致します。