Il y a cent ans.イリヤ・サンタンと発音しますが、フランス語
で、Il y aは今から....以前に、cent ansは100年で、今から
100年以前にと言った程の意味です。
小布施ワイナリーの次のSakeは、「IL Y A 100 ANS」。古式
ゆかしく醸しました。100年以前の事を体験として知る人
はそう多くはいないでしょうが、100年前と言えば、当家
の場合、江戸時代に新潟県の小千谷から出て来た先祖が今の
太田市に定住し、その子孫が酒造りをしていた時代です。
に当家の酒蔵と本宅があり、群馬製作所の敷地全てが当家の
田圃でした。
ある日、天皇の勅使が当家に来て、戦闘機を作る工場を建設
するので、田を全て国に差し出す様に命が下りました。丁度
イリヤ・サンタンです。
当時、国(天皇)に逆らう事はもっての外でしたから、先祖
は国の為にと喜んで差し出したそうです。その土地に知久平
さん指揮の下、中島飛行機の工場が作られ、第二次世界大戦
へと進んで行きました。敗戦と言う形で終戦を迎えましたが、
当家の先祖は国の為に役立てた事を誇りとし、子孫の私達に
代々語り継がれて来ました。
10年程前、富士重工業の過去について関心のある人(社員
だったと記憶していますが)が古い地図を携えて店を訪ねて
来ました。その地図には中島飛行機になる前にあった当家の
蔵、宅の場所には相崎家とあり、工場のエリアは田になって
いました。
命で国に寄贈した事、そこに中島飛行機ができた事、それが
富士重工業の群馬製作所になっている事。だからあの広大な
一枚の土地を駅前に持てた事を話しました。どうして一枚の
土地を持てたのか、謎が解けたと帰って行きました。この様
な経緯を知るSUBARUの関係者はもう皆無でしょう。
田がなくなり代々続いた酒造りを断念した先祖ですが、国に
奉仕できた誇りを心に抱き、しっかり生き抜いたと思います。
酒造りから離れて久しいですが、日本酒に対する思いは先祖
伝来、人一倍あります。だからワイン専門店であっても、酒
に対して一切の妥協はありません。それが小布施ワイナリー
のSakeをいち早く販売し始め、今でも販売し続けている理由
です。
元造り酒屋の相崎家の当主がワイン専門店で販売する小布施
ワイナリーのSake。酒造業と言う同じ世界にいた小布施酒造
(現、小布施ワイナリー)の曽我家と相崎酒造店の相崎家。
この関係が曽我彰彦さんとの、そして彼のワインやSakeとの
結び付きを固くし、大切に販売する心を創っています。
*IL Y A 100 ANS / イリヤ・サンタン
飲み頃温度:8~10度。
<飲む米、米のドレッシングと形容できる様なナチュラルな
味わいをしたやや辛口>
つまみを必要としないまでに優雅で美しくバランスの取れた
酒質をしています。どうしても何かをペアリングさせたいの
なら、魚の上品な味わいを感じる蒲鉾(安価でない)が良い
でしょう。
23日(土曜日)に販売致します。750㎖(販売本数は11本)
と1,500㎖(販売本数は4本)があります。
・本数制限ありでの販売です。
・予約、取り置きは一切できません。
・釣り銭切れを防ぐ為、1万円札での支払いはご遠慮下さい。
・完売の際はご容赦下さい。
開店時間:14時~19時
定休日:毎月7日、15日
支払方法:現金 or PayPay
入店時のルール:マスクの正しい着用、手の消毒
昨年の元旦の朝に発症した右顔面麻痺が未だに治癒しません。
1年経ちました。時間の経過は早いものです。色々な治療を
しましたが、もう治らないそうです。この麻痺の為、右目が
閉じず異物が混入し易い状態です。飛沫の侵入により感染症
を患う可能性があります。
ご存じの方が多いとは思いますが、当店では対面にて商品に
関する様々な説明をします。その際、飛沫をブロックする為
どなたにもマスクの着用をし、飛沫拡散を防止して頂く事に
していますので、宜しくお願い致します。