2023年12月10日日曜日

ホリデー・シーズンは小布施の泡で

年末へのカウント・ダウンが始まっていますが、本当に12月
なの?と言う程、季節感のない気候です。それでも一日一日
冬らしくなる年末に向け進んで行きます。
12月は日本のワイン・マーケットの最繁忙期、ワインの需要
が最も高まる時です。ハンデミック以降、低空飛行のワイン
ビジネスですが、12月くらい儲けさせて下さい。
Xmas、年末、年始に備え、新規取り扱いのスパークリング・
ワインが10種類入荷して来ます。それらを一つ一つ紹介して
行きます。先ずは小布施ワイナリーから届いたロゼです。





非発泡性ワインと発泡性ワインはどちらもワインなのですが、
実は全く別物です。炭酸ガスを含有しているか、いないかと
言う事ではありません。ワイン造りのスタートが違うのです。
それは何かと言うと原料となるブドウです。同じ品種で造る
としてもそれぞれのブドウの性質が異なります。
発泡性ワインは酸味が命ですので、原料ブドウに良質で豊富
な酸味が含まれている必要があります。それに対し非発泡性
のワインには酸味も大切ですが、果実味、アルコールの厚み
なども含め、それらをバランス良くワインにもたらす十分に
熟したブドウが必要です。
発泡性ワインの為のブドウは、酸味のレヴェルが理想の時、
つまり、通常は早摘みをします。一方、非発泡性のワインの
為のブドウは完熟し、酸味と糖分のバランスが取れた状態の
時に収穫します。
非発泡性ワインでは世界基準で見てもトップ・クラスだった
小布施ワイナリーですが、発泡性ワインでもそうありたいと
願い、一部の畑でスパークリング・ワイン用のブドウ栽培を
始めました(正確には栽培をそれ用に転換)。
その効果は覿面で、近年、リリースされるスパークリング・
ワインは全てが驚愕の品質をしています。小布施ワイナリー
のスパークリング・ワインがあるのなら、スパークリング・
ワインの代表格、あのシャンパーニュ(シャンパン)なんか
もう要らないと断言できます。
この度、入荷して来たロゼのスパークリング・ワインは真に
それ。美しい果実味、きめ細かく広がる炭酸ガス、還元的な
ニュアンスがなく、澄み切った味わいの広がりに品位のある
深みが備わっています。
優美に備わった果実味がホットでスパイシーな料理の刺激を
和らげ、明確に備わった渋味成分(タンニン)が食材の脂分
と相乗します。




*Sogga Pere et Fils Methode Traditionnelle
 ソッガ・ペール・エ・フィス
 メトードゥ・トラディシオネル

相性の良い料理:脂肪分を含んだ旨味のある料理。
        チーズなら、ゴーダ。
飲み頃温度:11~14度。
<優雅な深みのある味わいの辛口>
ホット&スパイシーなフライドチキン、脂ののった焼ほっけ
などと一緒にお楽しみ頂けます。




十分な量が入荷して来ています。Xmas、年末年始の特別な
日に是非、味わって下さい。
このスパークリング・ワインは在庫のある限り、本数制限
なしでお買い求め頂けます。
小布施ワイナリーの商品の予約、取り置きは一切できません。
店内で販売価格を確認の上、お買い上げ下さい。




WINE HOUSE
開店時間:14時~19時
定休日:毎月7日、15日
支払方法:現金 or PayPay
入店時のルール:マスクの正しい着用、手の消毒

元旦の朝に発症した右顔面麻痺が未だに治癒しません。この
麻痺の為、右目が閉じず異物が混入し易い状態です。飛沫の
侵入により感染症を患う可能性があります。
ご存じの方が多いとは思いますが、当店では対面でワインに
関する様々な説明をします。その際、飛沫をブロックする為
どなたにもマスクの着用をし、飛沫拡散を防止して頂く事に
していますので、宜しくお願い致します。