2023年7月9日日曜日

ジョージア白ワインの相棒は...。

元々、注目度の高かったジョージアのワインですが、先日、
TVで大使がワインの話をした事で更に脚光を浴びている様
です。
ジョージア(旧グルジア)は世界最古のワイン産地と考え
られていて、その歴史は紀元前6,000年に遡ります。今は
紀元2,023年ですから8,000年にも渡りこの地球上のワイン
の歴史を創って来た事になります。
ジョージアのワインに関し、特筆すべきは500種類以上の
世界最多の土着品種がある事、大きな素焼きの壺(Kvevri/
クヴェヴリ)でもワイン造りを行っている事、色の濃い白
ワイン(アンバーワイン、またはオレンジワイン)を古来
から伝統的に造っている事で、壺で造るオレンジワインは
世界中の多くの造り手を触発し、ナチュラルなワイン造り
のトレンドになっています。
今日、紹介するのは2種類の白ワイン。代表的な地場品種
を使い、クヴェヴリで造ってありますが、オレンジワイン
ではありません。




*Vaziani 2021 Krakhuna
 ヴァジアーニ2021クラフナ

飲み頃温度:11~14度。
<力強い骨太なミネラリーさある辛口>
2,***円




クラフナと言う土着品種で造った白ワインです。香りは
穏やかで、ミネラリーなニュアンスがあり、生の魚介類、
地味ある根野菜との相性に優れていると想像できます。
果実味が控えめな所からも、そう推測します。
味わいは豊かな酸味とミネラリーさのハーモニーを核と
し、甘味を排した辛口のテイストを力強く口中に広げ、
余韻にはホワイト・ペッパー様のホットなスパイシーさ
を残します。
ヤマトイモ、玉ねぎ、大根、カブ、ホワイト・アスパラ
をシンプルに調理し、天然塩で食す時の相棒に相応しい
ワインです。
一緒に楽しむとワインの素晴らしさがググっと引き立つ、
そんな料理はこちら。nabe no naka/なべのなか@太田市
宝町が供する「自家製おつまみローストポーク」です。
ポークの味付けがワインの余韻とリンクします。ネギの
地味がワインが備えている地味(骨太な味わい)と融合
します。
但し、少々、リクエストが...。本来、料理に添えてある
ピクルスとマスタードは抜きにするのが良です。それら
の要素がワインにはありませんので。




*Vaziani 2021 Mtsvane Khikhvi
 ヴァジアーニ2021ムツヴァネ&キフヴィ

飲み頃温度:11~14度。8~10度でもOK。
<落ち着いた味わい深さある、やや辛口>
2,***円





ムツヴァネとキフヴィと言う2種類の土着品種で造った白
ワインで、色合いは濃く、少々、オレンジ色の色調を感じ
ます。
ハニー&フローラルな華やかさに満ち、ライチ、オレンジ
マーマレード、ルビーグレープフルーツのコンポートなど
をイメージする蜜の様なニュアンスがあります。
白ワインですが絹の様なすべすべした口当たりがあり、黒
ブドウで造った白ワインの様な和みがあります。オレンジ
の色調を感じる事から、原料ブドウの果皮を果汁に浸漬し、
果皮からのエキスをワインが備えている(ロゼワインや赤
ワインの様に)と考えられ、ここから落ち着いた味わいの
深みが生まれています。(伝統的なジョージアのワインの
スタイル)
このワインをテイスティングした時、パーフェクトに融合
し、最高のマリアージュを奏でると閃いた料理があります。
それは「にんじんの冷製ポタージュ@太田市宝町、nabe no
naka/なべのなか」です。
にんじんのナチュラルな甘いフレーヴァー。きめ細やかな
シルキーな口当たり。ポタージュとクリームが密にリンク
し、生まれるオイリーな触感。これら全てワインが備えた
特徴と一致します。だからパーフェクト・マッチします。




なべのなかで料理をゲットしたなら、次は当店へ。相棒の
ワインを手に入れ、それらが奏でる完璧なマリアージュを
是非、感じて下さい。

左のワインがクラフナ、右のワインがムツヴァネ&キフヴィ
です。



WINE HOUSE
開店時間:14時~19時
定休日:毎月7日
支払方法:現金 or PayPay
入店時のルール:マスクの正しい着用、手の消毒


元旦の朝に発症した右顔面麻痺が未だに治癒しません。この
麻痺の為、右目が閉じず異物が混入し易い状態です。飛沫の
侵入により感染症を患う可能性があります。
ご存じの方が多いとは思いますが、当店では対面でワインに
関する様々な説明をします。その際、飛沫をブロックする為
どなたにもマスクの着用をし、飛沫飛散を防止して頂く事に
していますので、宜しくお願い致します。