寿司屋の蕎麦が絶品だったり、オイスターバーの鴨肉料理が
絶品だったり。そんな事があります。今週の日曜日は土用の
丑の日。鰻を食べようと思っているあなた、どこで鰻を買い
ますか。
超お勧めの「うな丼」があります。そのうな丼に完璧に調和
するワインがあります。そのパーフェクトなマリアージュを
ひとり占めしたくないから、皆様と共有したいから、隠さず
紹介します。
そのうな丼を提供するのは吉野家。誰もが知っている牛丼の
吉野家です。鰻の質、口当たり、風味、タレの味わい、牛丼
の店とは微塵も思えないまでのレヴェルです。そして驚きは
山椒の美味さ。鰻の店でも滅多に出会えない豊かで、奥深い
フレーヴァーをしています。
相棒となるワインは、山椒を控えめにかける場合とふんだん
にかける場合とで異なりますが、何れの場合もうな丼の相棒
は赤ワインです。
鰻は鮪、鰹、鮭などと並んで魚の中で赤ワインと最も親密な
関係を築きます。脂肪分が渋味成分と、血合いぽさや鉄分を
感じる味わいがワインの香味の複雑さと調和します。そして
淡水魚固有の土っぽいフレーヴァーが落ち着いた熟成感ある
赤ワインのフレーヴァーとリンクします。
魚料理には白ワインなどと思っていて、それらの魚の料理に
白ワインを合わせたなら、料理が台無しになるだけでなく、
口中が生臭くなって食欲が消え失せます。魚料理に白ワイン
肉料理に赤ワインは間違い(常に正しい訳ではない。)です
からお気を付け下さい。
こちらです。
*La Genisia 2021 Pinot Nero
ラ・ジェニシア2021ピノ・ネーロ
飲み頃温度:19度。
<フルーティーで野趣さもあるミディアム~フルボディー>
3,***円
ワインの果実味が、華やかで、甘いニュアンスのタレと密
に結び付き、ワインの野趣なフレーヴァーが鰻の鉄分ぽさ、
血合いぽさとタイトにリンクします。
うな丼@吉野家の風味にシッカリとマリアージュさせるの
なら山椒を控えめにするのがポイントです。
ドメーヌ・ソッガ2021セパージュ・ウーロペン
飲み頃温度:19度。
<スパイシーで野趣なミディアム~フルボディー>
3,***円
土用の丑の日に鰻の蒲焼と一緒に味わって欲しいと思い、
販売せずにキープしておいた少量の在庫をリリースします。
うな丼@吉野家に山椒をふんだんにかけ、この赤ワインと
あなたの食卓で共演させて下さい。両者がそれぞれ備える
スパイシーさ、血合いぽさ、鉄分ぽさが筆舌に尽くし難い
マリアージュを奏でます。