Deux、是非、味わって下さい。

日本酒用２号酵母が誕生したのは約１００年前。月桂冠と言う
酒から分離され、日本酒造協会から各酒蔵に頒布されました。
現在、２号酵母は頒布されていませんので、その酵母で醸した
日本酒は超レアものです。

そんなレアものを毎年、私達に届けてくれるのが日本最高峰の
ワイナリー、小布施ワイナリーです。小布施ワイナリー率いる

曽我さん曰く、小布施ワイナリーの前身は小布施酒造だけど、
ワイン造りをしている今、日本酒を造るのは趣味の世界だ。と。
しかし、小布施ワイナリーの日本酒を味わえば、それが趣味の
範囲か否かは誰でも判ります。
本日、小布施から届いたのはその２号酵母で醸したDeux/ドゥ。
穏やかで繊細、チャーミングな酒質が印象的な酒質です。本来、
届いたばかりの日本酒、ワインを即日、テイスティングする事
は絶対にないのですが（人間が旅をすると疲れる様に日本酒も
ワインも疲れ、コンディションが不良ですから）、週末に販売
し、是非、味わって欲しいとの思いで、早速、テイスティング
しました。
香りはつきたての餅、炊きたての白米を思わせる乳系のヒント
が主体になっていますから、高めの温度で味わうのがベターな
酒かと思いきや、味わえばチャーミングな甘味（旨味）を核と
し、ライトタッチで優雅、丸くしなやかな口当たりの酒質で、
綿あめが口中で静かに溶け消えて行く様なニュアンスの和みの
ある余韻を残すエレガントな酒でした。
酒だけで完結できる高次元でまとまった酒質なのですが、何か
食べながら（やはり飲む時には食べたいですから）なら、何が
良いかと考えると、速攻で閃いたのが昨晩、食べたあれ。あれ
って何？
身に感じるほのかな甘み。衣に包み、閉じ込められた瑞々しい
旨味。それを天然塩で整え、食べた余韻を思い浮かべるとこの
Deuxのフレーヴァーは間違いなくマッチします。
今日の午後に届き、閉店後にテイスティングしましたのでその
推測はあくまでも推測なのですが、皆様に販売する前に実感し、
発売時には力を込めてそのペアリングをお勧めしたいと思って
います。
お待たせしました。３月最初のSakeは２号酵母で醸したDeux

です。明日、５日（日）に販売致します。是非、あれ（来店時
にお話しします。）と一緒に味わってみて下さい。
小布施ワイナリーの商品はいつも通り、予約、取り置きを一切
承りません。今回の商品も少量入荷（販売予定１５本）です。
本数制限ありでの販売になります。完売の際はご了承下さい。

＊Le Sake Erotique 2022 Deux
　ル・サケ・エロティーク2022ドゥ
飲み頃温度：８～10度。
＜軽快で優美な酒質のやや辛口＞

WINE HOUSE
開店時間：14時～19時
定休日：毎月7日
代金決済：現金 or PayPay

Deuxに合わせ楽しみたいのが現在、期間限定ニューとして
販売中の「黄金カレイフライの握り」＠はま寿司です。
このフライだけを塩（海水天然塩）で食した時、口の中に
広がるフレーヴァーがDeuxを味わった時に口の中に広がる
フレーヴァーと多くの要素、感覚を共有します。
サクサクに揚がった衣の香りがDeuxのファーストアタック
の穀類の調理した時にそれから立ち昇る香りと、黄金カレイ
のジューシーさとほのかな甘味旨味がDuexの味わいの本質
と。
つまり、一瞬、豊潤な味わいなのかと思わせ、次にその繊細
で上品な味わいを感じさせる。その似た者同士が完璧とさえ
言えるマリアージュを創り上げます。
Deuxとはま寿司、黄金カレイフライ（それだけを塩で）の
パーフェクト・マリアージュを是非、ご堪能下さい。