チョコレートのカカオ成分は赤ワインの渋味成分(タンニン)
と好相性です。ミルク・チョコレートならタンニンの少ない
ライトボディーの赤ワインでもOK。
チョコレートにベリー果実のペーストやジャムが入っていたり、
コンポートあるいは生の果実を添えてあるのならベリー果実を
思わせる果実味が明確に備わっている赤ワインがかなりの確率
でパーフェクトにマリアージュするでしょう。
また、アメリカン・オークの木樽で醸造を行った赤ワインには
チョコレートのフレーヴァーを始め、ココアやミルクを少々、
加えたコーヒーのフレーヴァー、更にトロリとした粘性のある
口当たりが備わり、ショコラ・フォンダンの様なケーキの相棒
として最適です。
ならば、どんなワインがナイスなカップルになるでしょうか。
ホワイトチョコレートではなく、色が黒いチョコレートなら、
そこには間違いなく赤ワインと調和する要素が満載です。です
のでカカオ成分がタップリ詰まったチョコレートにも赤ワイン
を合わせ楽しみます。
カカオの成分の含有率が高いチョコレートを食べた時、一般的
なチョコレートと決定的に異なるのは口の中に熱さ、スパイス
を思わせるホットな刺激、口中を引き締めるシャープさがある
事です。そこがポイントです。
赤ワインならどんな赤ワインでも悪くなはいなと言った感じの
ハーモニーを奏でるでしょうが、それが良いね。最高だ。完璧
なんじゃない。と言ったレヴェルでのマリアージュにまで引き
上げるのならば、赤ワインに更にある特徴が備わっている必要
があります。
それはカルドさ(caldo)。飲んだ時、余韻にカッと熱さを残す
と言った程のイタリア語で、イタリア北部のピエモンテ州産の
赤ワインに真にその様な形容が相応しいものがあります。
その赤ワインは「Barbera/バルベーラ」と言うブドウで造られ、
いくつかの原産地呼称(簡単に言えばワイン名)があり、その
代表格となるワインはBarbera d’Asti/バルベーラ・ダスティに
なるでしょう。
カルドな味わいのあるカカオ純度の高いチョコレートには、単
に赤ワインをペアリングさせるだけでなくカルドなワインを。
カルドな赤ワインなら当店に複数あります。
Barbera del Monferrato/バルベーラ・デル・モンフェッラート、
Barbera d’Alba/バルベーラ・ダルバ、バルベーラ・ダスティ等
2,200円からあります。