厳しい残暑をもう嫌だよと言うほど感じる事なく、夏が過ぎて
行きました。空気も、空も、風もすっかり秋です。不漁の予感
がよぎった秋刀魚でしたが、それも取り越し苦労だった様で、
豊漁のニュースが届いています。
秋の味覚と言えば、その筆頭格はやはり秋刀魚でしょう。刺身
で良し、焼いて良し、炊き込みご飯にしても良し、色々な方法
で楽しめますから、週に何度も食べたいと思ってしまいます。
秋刀魚は魚ですから、合わせ楽しむワインは白ワイン?巷では
「魚には白、肉には赤」となっていますので、殆ど人は秋刀魚
を食べる時には白ワインを選んでしまうでしょう。
でも、秋刀魚の料理に白ワインを合わせてどうでした?良いな
と感じましたか?秋刀魚の塩焼きに大根おろしを添え、ポン酢
をかけて食べた時なら、白ワイン(酸味が爽やかで辛口の)が
合ったと思いますが、実はそれ以外の食べ方の時は赤ワイン、
もしくはロゼワインが断然、マリアージュします。
秋刀魚の様な脂がシッカリのった魚、鰹の様に血合いの野趣さ
と鉄分ぽさを明確に感じる魚は白ワインでは生臭さを助長して
しまい、心地の良いハーモニーを奏でてくれません。
フルーティーではない、野趣さのある香味、渋味(タンニン)
が柔和に広がる赤ワインでこそ、秋刀魚や鰹の風味が引き立ち、
いわゆる「ワインと料理のマリアージュ」が完成します。
食材や料理が備えている香り、味わいの要素とワインが備えて
いる香り、味わいの要素を可能な限り同化してあげる。これが
「ワインと料理のマリアージュ」の基本なのです。
旬はあっという間に過ぎ去ってしまいます。秋が深まり状態が
格段に良くなって来た秋刀魚を食べまくって下さい。そして、
それに合うワインを飲みまくって下さい。
秋刀魚をどんな風に食べますか?それを教えて下さい。最適な
相棒となるワインを選び、お勧め致します。
輸入元の取り扱い停止により味わえるもの国内にある在庫だけ
となったPepe/ペペのワイン。更に熟成が進み、味の広がりが
一層、豊かになりました。
Pepe 15 Irpinia Aglianico/ペペ、イルピニア、アリャーニコ
この赤ワインには「秋刀魚の握り寿司」「鰹の握り寿司」が
ベスト・マッチです。
ペペのワイン達は在庫がかなり少なって来ました。なくなって
しまう前に是非、味わってみて下さい。白ワイン3種類、ロゼ
ワイン1種類、赤ワイン2種類があります。 ↓ ↓ ↓ ↓
「炙り秋刀魚の握り」でもワイルドな香味のある赤ワインなら
間違いなくマリアージュがそこに生まれます。
但し、生の方は生姜、炙りの方は山葵で食べた方がベターです。