2021年5月6日木曜日

どんなワインでもあなたには敵いません。

この1年で気付いた事、確信した事。それは無限と言える多様性
があるワインであっても、パンの前では山廃仕込のこの純米酒
には敵わないと言う事を。
パンには色々なタイプがありますが、イーストの香りやチーズ
などの香味に合わせて同系の香味を備えた白ワインやスパーク
-リングワインを一緒に楽しむ事が多かったのですが、昨年来の
COVID-19の蔓延でStay Safeの機会が増え、海外出張もない事
から、料理や食べ物と一緒に何を楽しむべきか、それを実際に
確認する機会が急増し、色々試してみる事で新たな境地を開拓
しました。
結論から先に言うと、チーズを使ったパン、ジャガイモなどの
根野菜を使ったパン、クリーミーな味わい(グラタン・パンの
様な)のパン、バターを塗ったトーストはリンゴ酸(果実由来
の爽やかさを感じる酸)を嫌い、ミルキーな口当たりのある酸
(乳酸)を相棒としますから、その様なミルキーな口当りある
乳酸を備えた飲料がパンとペアリングさせる際のマストとなり
ます。
更に言えば乳酸が100%である事が望ましく、リンゴ酸の存在
がイースティーなパンとのリンクを妨げる事を今日紹介の山廃
仕込の純米酒と多くのワイン(リンゴ酸も含んだ)との比較で
実感しました。
そこでパンを食べる時にアルコール飲料を合わせ楽しむのなら、
声を高らかに「乳酸の明確な主張のある日本酒、特に山廃仕込
あるいは生酛仕込の純米酒がお勧めです。」と言いたいと思い
ます。
当店はワイン専門店ですが、ご承知の様に「Le Sake Erotique」
など曽我さん入魂の日本酒を冬季限定で販売しています。実は
その他に1種類だけ日本酒を在庫していて、それが今日紹介する
パンの相棒となり、パーフェクトと言えるマリアージュを創造
してくれる山廃仕込の純米酒です。
イースティーなヒントが特にパンの白い部分と、骨太な乳酸の
主張がチーズや根野菜の味わいのクリーミーな広がりと密接に
結び付き、お互いの香味が相乗し、一体となります。
日本酒を飲みながら洋食を楽しむ人は近年、増えていますが、
パンを食べながら日本酒を味わう人はそう多くないでしょう。
しかし、一度やってみて下さい。ワインでは生み出せないパン
との素晴らしいマリアージュを確実に実感できます。試した人
だけに訪れる至福のパーフェクト・マリアージュ。あなたにも
是非、感じて頂きたい。その素晴らしさを。



パンとのペアリングでパーフェクトなマリアージュをあなたに
届けてくれる日本酒がこちら!!
*Iono / 伊乎乃、山廃・純米吟醸原酒
飲み頃温度:15度。ぬる燗OK。
<骨太なコクのある辛口>
720㎖ 2,200円




今日紹介の純米酒に特に合うパンがこちら。これらのパンは
「花にかこまれて Garden cafe 南の麦 @ 足利市八幡町」で
To goできます。