週末、土曜日の夜のお楽しみ、それはもうミッションと言って
過言でない事。「フローエス・ゲグルンツェのマイスター佐藤
の生ハム」に「果実味豊かなワイン」をペアリングさせ、完璧
なマリアージュを創造し、ハッピーになる。世の中の状況から
厳しい商いを強いられている中、気分を和らげる為のひとつの
方法です。
今回は初夏も近いですし、気温が例年より高めに推移している
事も考慮し、軽快で、微発泡の刺激が心地良い白ワインを選び、
生ハムとどこまでパーフェクトなマリアージュをするのか期待
に胸を膨らませつつ、ペアリングです。
今日紹介の白ワインは定番商品として常時、店で販売している
のですが、ヴィンテージが変更となり、届きましたので、先ず
はテイスティングし、酒質のチェックです。
予想以上に果実味がリッチです。通常、この産地の白ワインは
軽快さと爽やかさが売りですので、この様な果実味のリッチな
酒質にはあまりお目にかかれません。このヴィンテージの天候
は非常に良く、シッカリと完熟した良質のブドウが収穫できた
と推測します。
そのリッチな果実味は、黄色い果実をイメージさせ、黄リンゴ、
黄桃、ルビーグレープフルーツを先ず感じ、ワインが空気接触
し、香りが更に広がると、完熟したメロンやパインを思わせる
華やかささえ現れます。そのニュアンスは飲む果実と言えます。
この様な酒質なら、生ハムとの相性が良い事は保証された様な
もの。だって、メロンに代表される様に「生ハムとフルーツ」
の組み合わせがあるくらいですから。
話は変わりますが、名と実態が一致しない事、ものって私達の
周りにありませんか?例えば、青信号。青色でなく実際は緑色
ですから、本当なら緑信号です。
は「Vinho Verde/ヴィーニョ・ヴェルデ」と言いますが、和訳
するなら「緑色(ヴェルデ)のワイン(ヴィーニョ)」。但し
実際は緑色などしていなく、大抵の場合、淡い色合いで微かに
緑色の色調を感じる黄色の外観をしています。
日本では「若さ」を表すのに「青」を使います。「青二才」や
「青臭い」などと。それを海外では「緑」を使って表現します。
それが「ヴィーニュ・ヴェルデのヴェルデ」で、「若々しい」、
「爽快な」、「フレッシュな」を意味する単語として使われて
いる訳です。
は大西洋岸の主要都市、Porto/ポルト付近からスペイン国境に
至る沿岸部とその内陸地になります。
ヴィーニョ・ヴェルデには白ワインだけでなく、ロゼワインも
赤ワインもあります。この事からも「ヴェルデ」が何を指して
いるのかが判ります。
と、沿岸部からはより軽快なワインが、内陸部からは果実味が
より凝縮したワインが誕生する傾向があります。また、非発泡
も、微発泡も、発泡(スパークリング)もあり、最も多様性の
あるワインの内のひとつです。
今回紹介するヴィーニョ・ヴェルデは白の微発泡ワインです。
ヴィア・ラティーナ2019ヴィーニョ・ヴェルデ
飲み頃温度:7度。
<軽く、爽やかな、やや辛口>
1,760円
生ハムの塩味とワインのリッチな果実味(黄色い果実、黄色い
果肉の果実を思わせる)が出会い、リンクする事で素晴らしい
ハーモニーが生まれ、マリアージュが完成します。それは真に
「生ハムとフルーツ」がペアリングし、織り成すハーモニーと
同じです。
「マイスター佐藤の生ハム」+「奇跡の酒質、リッチな果実味
を備えたヴィーニョ・ヴェルデ」=「筆舌に尽くし難い至福の
マリアージュ」。変異株からの感染も逃れる為、Stay@Home
がベストのチョイスのこのGW。是非ともそのマリアージュを
ご堪能下さい。
GW期間中、当店は無休で商い致しますが、マイスター佐藤さん
の店は臨時営業日、臨時休業日がある様ですのでご確認下さい。