2021年4月25日日曜日

マイスターの生ハムと今週のワイン4月24日

週末、土曜日の夜のお楽しみ、それはもうミッションと言って
過言でない事。「フローエス・ゲグルンツェのマイスター佐藤
の生ハム」に「果実味豊かなワイン」をペアリングさせ、完璧
なマリアージュを創造し、ハッピーになる。世の中の状況から
厳しい商いを強いられている中、気分を和らげる為のひとつの
方法です。
今回は初夏も近いですし、気温が例年より高めに推移している
事も考慮し、軽快で、微発泡の刺激が心地良い白ワインを選び、
生ハムとどこまでパーフェクトなマリアージュをするのか期待
に胸を膨らませつつ、ペアリングです。
今日紹介の白ワインは定番商品として常時、店で販売している
のですが、ヴィンテージが変更となり、届きましたので、先ず
はテイスティングし、酒質のチェックです。
予想以上に果実味がリッチです。通常、この産地の白ワインは
軽快さと爽やかさが売りですので、この様な果実味のリッチな
酒質にはあまりお目にかかれません。このヴィンテージの天候
は非常に良く、シッカリと完熟した良質のブドウが収穫できた
と推測します。
そのリッチな果実味は、黄色い果実をイメージさせ、黄リンゴ、
黄桃、ルビーグレープフルーツを先ず感じ、ワインが空気接触
し、香りが更に広がると、完熟したメロンやパインを思わせる
華やかささえ現れます。そのニュアンスは飲む果実と言えます。
この様な酒質なら、生ハムとの相性が良い事は保証された様な
もの。だって、メロンに代表される様に「生ハムとフルーツ」
の組み合わせがあるくらいですから。
話は変わりますが、名と実態が一致しない事、ものって私達の
周りにありませんか?例えば、青信号。青色でなく実際は緑色
ですから、本当なら緑信号です。



実はワインにもその様な事がありまして、今日紹介するワイン
は「Vinho Verde/ヴィーニョ・ヴェルデ」と言いますが、和訳
するなら「緑色(ヴェルデ)のワイン(ヴィーニョ)」。但し
実際は緑色などしていなく、大抵の場合、淡い色合いで微かに
緑色の色調を感じる黄色の外観をしています。
日本では「若さ」を表すのに「青」を使います。「青二才」や
「青臭い」などと。それを海外では「緑」を使って表現します。
それが「ヴィーニュ・ヴェルデのヴェルデ」で、「若々しい」、
「爽快な」、「フレッシュな」を意味する単語として使われて
いる訳です。




ヴィーニョ・ヴェルデはポルトガルを代表するワインで、産地
は大西洋岸の主要都市、Porto/ポルト付近からスペイン国境に
至る沿岸部とその内陸地になります。
ヴィーニョ・ヴェルデには白ワインだけでなく、ロゼワインも
赤ワインもあります。この事からも「ヴェルデ」が何を指して
いるのかが判ります。




ヴィーニョ・ヴェルデは白、ロゼ、赤問わず大まかに言います
と、沿岸部からはより軽快なワインが、内陸部からは果実味が
より凝縮したワインが誕生する傾向があります。また、非発泡
も、微発泡も、発泡(スパークリング)もあり、最も多様性の
あるワインの内のひとつです。
今回紹介するヴィーニョ・ヴェルデは白の微発泡ワインです。




*Via Latina 2019 Vinho Verde
 ヴィア・ラティーナ2019ヴィーニョ・ヴェルデ

飲み頃温度:7度。
<軽く、爽やかな、やや辛口>
1,760円
生ハムの塩味とワインのリッチな果実味(黄色い果実、黄色い
果肉の果実を思わせる)が出会い、リンクする事で素晴らしい
ハーモニーが生まれ、マリアージュが完成します。それは真に
「生ハムとフルーツ」がペアリングし、織り成すハーモニーと
同じです。
「マイスター佐藤の生ハム」+「奇跡の酒質、リッチな果実味
を備えたヴィーニョ・ヴェルデ」=「筆舌に尽くし難い至福の
マリアージュ」。変異株からの感染も逃れる為、Stay@Home
がベストのチョイスのこのGW。是非ともそのマリアージュを
ご堪能下さい。
GW期間中、当店は無休で商い致しますが、マイスター佐藤さん
の店は臨時営業日、臨時休業日がある様ですのでご確認下さい。