2021年4月20日火曜日

マイスターの生ハムと4月17日のワインfrom小布施

まだ1か月以上はできる様です。週末に欠かせないルーティーン
「マイスターの生ハム@フローエス・ゲグルンツェ」にワイン
を合わせ楽しむ夜。
今回も「生ハム+パイン&ワイン」でなく、小布施ワイナリー
からマイスターの生ハムに合わせたいワインが届きましたので
それらに合わせ、生ハムとワインのハーモニーを楽しみました。
そのワイン達がこちら!!
*Sogga Pere et Fils 2019 Pinot Noir Clairet
 ソッガ・ペール・エ・フィス2019ピノ・ノワ、クレレ
*Sogga Pere et Fils 2019 Syrah et Pinot Noir Clairet
 ソッガ・ペール・エ・フィス
 2019シラー・エ・ピノ・ノワ、クレレ




どちらのワインもクレレ仕立て。クレレとはロゼワインよりも
濃く、赤ワインよりも淡い色合いと言う程の意味のフランス語
で、実際にはとても淡く、限りなくロゼワイン的な外観をした
ワインも、ヌーヴォーを思わせる様な鮮やかな色合いで、紫色
を感じる赤い色調の赤ワイン的なワインもあります。
今回、紹介します2種類のクレレは真にその様で、ピノ・ノワ
は前者のタイプに、シラー・エ・ピノ・ノワは後者のタイプに
なっています。
また果物に例えると、ピノ・ノワの方はラズベリーやアセロラ
をイメージさせる香味があり、シラー・エ・ピノ・ノワの方は
ブルーベリーをイメージさせる香味があります。
その様な特徴がある事から、「生ハムと果実」のペアリングを
「生ハムとフルーツをイメージできるワイン」のペアリングに
置き換え、そのマリアージュを楽しんでしまおうと言う試みな
訳です。
「生ハムとメロン」のペアリングがあまりにも有名ですが、実
は生ハムはベリー果実との相性もとても良く、特にラズベリー
やブルーベリーとは非常に良く調和、融合し、パーフェクトと
言える至福のマリアージュを奏でてくれます。
それを踏まえ、2種類のソッガ・ペール・エ・フィスと生ハム
のペアリングです。どちらのワインもフルーツ・フレーヴァー
が明確ですので、生ハムとフルーツの如く素晴らしく調和し、
甲乙つけ難いのですが、強いて言えば、凝縮感があり、果実味
がよりリッチなシラー・エ・ピノ・ノワのクレレの方が密接な
リンクをします。




毎週土曜日の夜に自分だけが「マイスター佐藤の絶品生ハム@
フローエス・ゲグルンツェ+ワイン=筆舌に尽くし難い至福の
マリアージュ」を独り占めしているのはアンフェアです。
是非、皆様も「マイスター佐藤の生ハム+当店お勧めのワイン
=至福のマリアージュ」を心行くまで堪能して下さい。楽しみ
は分かち合えば倍増しますから。




(追記)
シラー・エ・ピノ・ノワ(シラーとピノ・ノワ)?そんな組み
合わせってあり?今にも聞こえて来そうなフレーズです。欧州
のワイン伝統国ではほぼ皆無の組み合わせですが、アメリカや
南半球のいわゆるニュー・ワールドと称されるワイン生産国に
於ては自由な発想でワイン造りが行われる為、シラーとピノ・
ノワが合体しても何ら不思議ではありません。
実際、シラーの赤ワインとピノ・ノワの赤ワインには共通する
香味が多くあります。それはスミレを思わせる香りであったり、
レッド・ペッパーを思わせるスパイシーさであったり、ピュア
な果実味が美しく備わったエレガントな酒質であったり。
強いて言えば、ピノ・ノワの赤ワインより、シラーの赤ワイン
の方が香りも味わいもストレートなインパクトがある所が唯一
の違いとも言えます。(これは優美な酒質に仕上がったワイン
の時の話です。シラーもピノ・ノワも。)
ですから、ピノ・ノワの赤ワインの優しさに、ハッキリとした
果実味の香味を添えるシラーの赤ワインの存在。それらが相乗
し、優美さをより豊かにする。それを至高のワイン・メーカー
曽我さんは狙った訳です。