2021年3月6日土曜日

本当にカールド/caldoだ。

イタリアは地場品種(アウトクトノ/autoctono)の宝庫です。
20の州で構成されるイタリア共和国ですが、それぞれの州に
その州のオリジナリティー満載のワインが必ずあり、これこそ
がイタリアワインの最大の魅力です。
数多くあるアウトクトノの中で最も有名なもののひとつが北部
イタリア、ピエモンテ州が原産地のBarbera/バルベーラです。
同州の最も著名なブドウのNebbiolo/ネッビオーロの陰に隠れ、
軽視されがちですが、実は現地ではネッビオーロ以上に地元民
に愛されていて、日常生活(食生活)に深く入り込んでいます。
バルベーラは果皮が深い紫色をしたブドウで、主に赤ワインが
造られるのですが、そのワインの最大の特徴は「カールドな」
とされ、豊かな酸味とアルコールのハーモニーが創り出す熱さ
(カールドな)をその味わいに感じる事です。
バルベーラの赤ワインを味う程に感じるカールドさは、熱々の
煮込み料理、ペッパリーなアクセントが効いた料理との相性に
優れ、またそのワインに内包された少々野趣なヒント(赤身肉
を思わせる香味)はマグロ、カツオ大好きの日本人の食卓でも
大活躍する事、間違いありません。
この業界に入った30年以上も昔、イタリアワインにはイタリア
料理を、フランスワインにはフランス料理を、などと言う全く
意味不明な法則があり、よって和食にはワインを合わせないと
教えられたものでした。本当に器量に乏しく、発想力、柔軟性
に欠けるワイン業界でした。
文化(食)は国境を越えます。垣根を作りません。やる気さえ
あれば、可能性は無限です。それを長きに渡りワイン業界に腰
を据えつつも、発想力、柔軟性を養い、タブー視されていた事
を破壊し、新たな世界を創造して来ました。
・キムチや枝豆と一緒に楽しむのなら、Cabernet Sauvignon/
カベルネ・ソーヴィニョンの赤ワイン
・セロリの浅漬けと一緒に楽しむのなら、Sauvignon Blanc/
ソーヴィニョン・ブランの白ワイン
・おでんや春巻きと一緒に楽しむのなら、ほのかな甘みがある
ロゼワイン
・栗きんとんにはViognier/ヴィオニエの白ワイン
・出汁巻き玉子焼きには果実味豊かで軽やかさがある赤ワイン
と言った具合に。
ワインの多様性は限界を決して創りません。ワインがある所に
広がる世界は無限です。イタリアワインだからイタリア料理を
食べなくてはダメ。そんな事は全くありません。注目すべき事
は味わおうとしているワインがどの様な香りを持ち、味わいを
しているかです。それに相応しい料理(同じ系統の香味を持つ)
を合わせ楽しめば良い。それに尽きます。



これから楽しみたいワインはバルベーラから出来た赤ワイン。
カールドさがあり、少々野趣な香味が備わっているのでした。
そんなワインには、カールドさがある料理、野趣さがある料理
がベストの相棒です。
ホットなスパイシーさがある「チゲ」、野趣さがあり、深みの
ある味わいの「もつ煮」をワインにペアリングしてみて下さい。
至福のマリアージュを奏でてくれでしょう。「もつ煮」に七味
をかければマリアージュの精度が更に高まります。




*Pio Cesare 2017 Barbera d’Alba
 ピオ・チェザーレ2017バルベーラ・ダルバ

飲み頃温度:19度。
<まろやかなフルボディー>
3,850円の所、今だけ特価の3,300円でお買い求め頂けます。
和風で行くのでしたら「マグロやブリのかま焼き」、「カツオ
のたたき」と一緒にお楽しみ頂けます。  



ブログで何度も取り上げている「どデカ唐揚げ」を提供する
大衆食堂わっしょい。当店から徒歩数分ですから、週一か二
でTo goしています。
わっしょいの料理は唐揚げばかりではありません。「もつ煮」
も超評判です。今日紹介のカールドなバルベーラの赤ワイン
を当店でゲットしたなら、わっしょいで「もつ煮」をTo go。
ご自宅でくつろぎながら赤ワインともつ煮のマリアージュを
心行くまでご堪能下さい。
その際は、もつ煮に七味唐辛子を振りかけるのをお忘れなく!!
上の画像が「大衆食堂わっしょい自慢のもつ煮(to go)」です。