第一印象と本質が相違する。これはよくある事です。見た目
で判断してはいけない。そう言う事なのですが、ワインでも
日本酒でも、その様な事が時々あります。
ワインや日本酒が空気に触れる事で、閉じこもっていた本来、
主張するはずの香味がようやく表に現れ、香りの広がり、味
の深い広がりを感じる様になる。そんな事が。
春がやって来た気配がありますが、冬季限定で造られている
超レアもののSake。残り5種類の販売がこれから続きます。
既に販売した5種類に続くのはUn/アンとRiz a Sake Naturel
/リア・サケ・ナチュレールの2種類です。
実はこの2種類共に内包されている香味の出現に少々時間を
要する今の状態です。それもその筈。2種類とも瓶詰を終え、
直ぐに当店へと配送され、それをテイスティングしたのです
から。例えるなら、試合を終え、息が乱れているアスリート
にインタヴューし、きちんと答えて下さいと言っている様な
もの。それは無理なお願いです。
ワインや日本酒も瓶詰したなら、移動させたなら、休息させ
本来の自分を表現できる様、時間を与えてあげなければなり
ません。そうしたいのはやまやまなのですが...。
Sakeの到着を待ち焦がれている多くの方の事を考えると一刻
でも早くテイスティングし、酒質を確認し、販売する準備を
整えなければと思い、休ませる暇もなくチェックしました。
どちらも一瞬、穏やかで控えめ、いや、ちょっと閉じこもり
過ぎかなと言った印象です。これは強制的に起こしてあげる
必要があると考え、グラスを程良く回し、日本酒を空気接触
で変化させます。
するとどうでしょうか。どちらも短時間の内に劇的に変化し、
Unはホワイト・ペッパーを思わせる様なホットなスパイシー
さが現れ、クリーンでシルキーな口当りにメリハリを添え、
同時に豊かなミネラリーさのアクセントが入り、第一印象の
女酒が男酒へと変わりました。
Riz a Sake Naturelは外観の温かみを感じる黄色の色調同様、
味わいも軽く、柔和で温かみを感じます。白米のジュースの
様なニュアンスが広がります。アルコール飲料ではない様な
優しさです。これこそが精米歩合70%の原料米の個性が最大
に生かされた日本酒の姿です。
そこに内包されていた豊かなミネラリーさがメリハリを添え、
原料米の旨味とミネラリーさが奏でるハーモニーは炊き立て
の白米で作った塩むすびを食べているかの様な味わいを感じ
させます。ナチュラルな日本酒は本当に米を感じるのです。
そしてミネラリーさが生み出すシャープさは全体を引き締め
余韻にリフレッシングさを残します。
・Un / アン 750㎖
飲み頃温度:7度。
「塩、ホワイト・ペッパーで下味を整え、焼いた鶏モモ肉」
「柚子塩で食すキスの天ぷら」
などと一緒にお楽しみ頂けます。
・Riz a Sake Naturel / リア・サケ・ナチュレール 750㎖
飲み頃温度:7度。
もう少し高い方が味わいの広がりを楽しめます。
「塩で食すキスの天ぷら」
「ホタテ貝のフライを塩で」
などと一緒にお楽しみ頂けます。
リア・サケ・ナチュレールは1,500㎖もあります。
これらのSakeは明日13日(土)13時から販売致します。
状況を考慮し、販売本数制限を設ける場合があります。