2021年2月26日金曜日

生ハムとスモーク・レヴァーどっちだ。

太田市なんてSUBARUがある事だけが取り柄じゃないか。そう
言われそうですが、いやいやそんな事はありません。

世界中の名産地から取り寄せた絶品のカキを食べさせてくれる
オイスター・バー(Oyster and Wine Bar RITZ)があります。

パンの本場欧州でも高く評価される様なパンを作り出すシェフ
がいるパン屋(WANDERLUST)があります。

ソーセージの本場ドイツで国家資格マイスターを取得し、本場
で食べられるレヴェル以上のソーセージやハム等を作り、提供
してくれる店(Frohes Gegrunze)があります。

そして、第10回エンリケ航海王子賞ソムリエコンテスト優勝者
が驚きの品質で抜群のコスト・パフォーマンスがあるワインを
販売するワイン専門店(WINE HOUSE)もあります。
朝日新聞デジタル:ワイン+庶民の味 おすすめ - 群馬 - 地域 (asahi.com)

まだまだ贔屓にするべき店はありますが、こんなにも魅力的な
街、太田がここにあります。灯台下暗し。あなたの家の周りに
だってその様な店が必ずあるはずです。むやみに出歩かない方
良い今、この機会に近所を見つめ直してみてはいかがでしょう
か。
イタリア、エミリア・ロマーニャ州から来日の赤のスプマンテ
(イタリア語でスパークリングワインを意味)がヴィンテージ
を新たに再入荷したのを機に久し振りにマイスターのいる店、
フローエス・ゲグルンツェに「生ハムとスモーク・レヴァー」
を買いに行って来ました。
それはなぜ?なぜかと言いますと、その赤のスプマンテを現地
では生ハムや肉の加工品をつまみに味わう事が大人気で、自分
も現地に滞在の際はしばしば楽しむペアリングだからです。
その赤のスプマンテが来たからにはマイスター入魂の絶品ハム
・ソーセージとのマリアージュで至福のひと時を創り、英気を
養わなければと考えました。
その赤のスプマンテはLambrusco/ランブルスコと言うブドウ
を原料に、シャルマー製法(大型のステンレスタンク内で炭酸
ガスを捕捉する発酵を行い、スプマンテにし、その後それを瓶
に詰める)で果実味豊かな発泡性ワインに造り上げました。
塩味のある肉加工品は、特に生ハムとメロンに代表される様に
甘味が十分にある果実との相性に優れています。塩味と甘味は
相反する要素ですから、反発し合うと思ってしまいますが、実
はその反対でお互いが打ち消し合い、中和させ、融合します。
それを果実味豊かで、ブドウ果汁由来の甘味の残るスプマンテ
に置き換え、肉加工品の塩味にリンクさせてしまおうと言う訳
です。



見て下さい。この美しい色調の生ハムを。このいかにも野趣で
味わい深そうなスモーク・レヴァーを。どちらがランブルスコ
のスプマンテにより良くマッチするでしょうか?
余計な情報をインプットしてしまい、純粋にそのペアリングを
楽しめなくなってしまうといけませんので、結論だけ簡潔に。
生ハムの塩味により良くマリアージュする為には、スプマンテ
の果実味のリッチさと甘味ある濃さがもっと必要かも。そして
スモーク・レヴァーとは過不足なく、パーフェクトに限りなく
近いマリアージュを見せてくれました。
フローエス・ゲグルンツェの出来上がるまでに2年3か月もの時
が必要だった「生ハム」と月に一度のみの販売の「スモーク・
レヴァー」を早急にゲットし、ランブルスコの赤のスプマンテ
との素晴らしいハーモニーを是非、ご堪能下さい。



*Manicardi 2019 / マニカルディ2019
飲み頃温度:15~18度。
<まろやかなミディアムボディー、やや辛口>
2,000円