2021年2月10日水曜日

凝縮には煮込み

グラスに注ぐと向こう側が透けて見えないほどの濃い色合い
のワインがあります。赤ワインです。グラスの内側が真っ赤
に染まってしまうほどです。この様な酒質の赤ワインは香り
も味わいも凝縮していて、ふくよかな厚みのあるボディーを
し、そのリッチさ故、それに相応しい料理、食べ物がないと
マリアージュが全く完成しません。
それでは、どの様な料理や食べ物が相棒として相応しいので
しょうか?人間の関係も似た者同士なら良く行く傾向が強い
と言えますが、ワインと料理、食べ物の関係も同じ事が言え、
凝縮したワインには凝縮した味わいの料理、食べ物が。濃厚
なワインには濃厚な味わいの料理、食べ物が密に結び付き、
マリアージュを奏でてくれます。
今日紹介します赤ワインは「Primitivo/プリミティーヴォ」
(アメリカ合衆国ではZinfandel/ジンファンデル)と言う
品種で造られていて、濃厚な果実味があり、そこにリッチな
タンニン(渋味成分)が溶け込み、豊かなヴォリューム感の
アルコール分が全体を包み込んでいます。
この様に芳醇な酒質のワインの場合、それに合わせオーク樽
からの成分抽出を十分に行う事ができ、結果、それらが融合
し、凝縮した、濃厚なワインが誕生する訳です。
オーク樽からの成分とワインが本来持っている香味との重合
は、トロトロの粘性ある口当たり、甘味を備えたタップリの
旨味ある味わい、チョコやコーヒーのフレーヴァーを放ち、
複雑さと深みを創るソトロンと言う成分の明確な存在を感じ
させます。
この様な酒質ならその相棒となる料理は、同じくソトロンを
明確に感じ、粘性と旨味を十分に備えたもの以外に候補など
ありません。




昼に夜に大変お世話になっているHottoMotto/ほっともっと。
今、期間限定で今日紹介の赤ワインとパーフェクトと言える
マリアージュを見せてくれた一品があります。それがこちら。




「牛すじ味噌煮込み重」です。八丁味噌がベースの凝縮した
タレが絡まったリッチな風味の牛すじの芳醇さに赤ワインの
凝縮した濃厚さが一寸のブレもなくリンクします。
赤味噌は、特に八丁味噌は、長期熟成を経て出来上がります。
この長期の熟成の間に旨味成分として感知されるソトロンが
豊富に備わる事で赤ワインのタンニン(渋味、旨味成分)と
相性が良い上に、煮込んで凝縮した事、牛すじの持つ脂肪分
と融合し旨味を一層増した事で色が透けない程の濃さがある
赤ワインと密接な関係、良き相棒となるのです。
濃厚過ぎる程の芳醇な味わいの牛すじと向こうが透けて見え
ない程の芳醇な赤ワインが出会う事で、濃厚過ぎる、凝縮し
過ぎると感じさせず、お互いが打ち解け合い、融合し、その
関係はベスト・カップルの様です。
寒い夜にはタップリのコッテリさとグラマーなリッチさとが
織り成す深みのあるハーモニー、そのパーフェクトと言って
過言でないマリアージュを是非、ご堪能下さい。




「HottoMottoの牛すじ味噌煮込み重」にはこの赤ワインを!!
*Poggio le Volpi 19 Primitivo di Manduria
 ポッジョ・ル・ヴォルピ
 19プリミティーヴォ・ディ・マンドゥリア

飲み頃温度:19度。
<リッチでまろやかなフルボディー>
1,600円