気温の低下と共に温かい鍋料理が恋しくなります。鍋料理には
多くのヴァリエーションがあり、また、一つの鍋料理でもその
食べ方で味わいが大きく変わります。
温かい鍋料理を囲んで日本酒を楽しむ。これも乙ですが、是非
ワインも活躍させて頂きたいと思います。ワインには白、ロゼ、
赤と3種類の色があり、それぞれに多様なタイプがあります。
この多様性がどんな鍋料理にも合わせ楽しむ事が可能なワイン
を必ず存在させるのです。鶏の水炊き、すき焼き、ちゃんこ、
しゃぶしゃぶ、おでん等々。どんな鍋料理を食べながらワイン
を楽しみたいですか?
近年は夏でも販売され、非常にポピュラーになった「おでん」
です。今日はおでんを食べながら楽しめ、その素晴らしい相性
の良さを実感できるワインを紹介致します。
おでんは出汁の効いた淡い色合いの汁で練り物主体ならベスト
です。そんな時の相棒ワインは優しい甘味のある軽やかな酒質
のやや辛口のロゼ。出汁の甘味旨味、練り物の味わい、醤油の
淡い主張、そこにロゼワインのほのかな甘味と軽快で柔らかい
渋味(コク)がマリアージュします。関東風の醤油風味の強い
主張のおでんでしたらライトタッチな口当たりの赤ワインでも
OKでしょう。醤油の風味を構成している成分とロゼワインや
赤ワインの香味成分には共通項があり、これがおでんとワイン
のマリアージュを生み出します。
秋の夜長に湯気の立ち上るおでん鍋を囲みながら、ロゼワイン
を楽しみむ。これも一興です。出汁の効いた淡い色合いの汁の
おでんとほのかな甘味ある優しい酒質のやや辛口のロゼワイン
との素晴らしいハーモニーを是非、ご堪能下さい。
*Sula 2018 Nashik Zinfandel Rose
スラ2018ナシク、ジンファンデル、ロゼ
飲み頃温度:8~10度。
<軽く、まろやかな、やや辛口>
1,500円